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プロキシサーバーの価格について
プロキシサーバーの価格はまちまちですが、プロキシサーバーは価格だけで選ぶものではないと思います。コストパフォーマンスという言葉がありますが、機能に見合う価格帯であれば、気持ちよく支払えます。
プロキシサーバーの価格はホームページで閲覧できますが、価格だけ見るのではなく機能も見て欲しいと思います。本記事はプロキシサーバーの価格をテーマにしていますが、各々のサービスの価格を紹介するのではなく、さまざまな契約形態を紹介したいと思います。
さまざまな契約形態を知ることで、よりよいプロキシサーバーに出会えると思います。それではさっそく見ていきましょう。
プロキシサーバーの契約形態を見る
これからはプロキシサーバーの契約形態を見ます。
プロキシサーバー構築サービス
顧客の要望をヒアリングし、一からプロキシサーバーを構築してくれるサービスがあります。この手のサービスはオープンソースのOSやソフトを使うことが一般的ですが、オープンソースといってもカスタマイズする手間はかかります。
たとえOSとソフトが無料であっても、パソコンはそれなりのスペックが必要です。価格は仕様によって大きく変わりますが、一般的には高価です。メンテナンス契約を結べば、尚更高価になります。
レンタル制のプロキシサーバー
レンタル制のプロキシサーバーが、一番多いと思います。しかし内容はサービス会社によって異なります。基本は一つのアカウントに付き一つのIPアドレスですが、共有IPアドレスと専用IPアドレスによっても価格は異なります。
また割り当てるディスクスペースの大きさによっても、価格は異なります。レンタル制のプロキシサーバーの価格もさまざまですが、一般的には契約しやすい価格帯です。
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プロキシサーバーは価格と機能のバランスで選ぶ
プロキシサーバーは価格と機能のバランスで選ぶべきですが、以下では注目すべきポイントを紹介します。
IPアドレスの保有数が多くモバイル用のIPアドレスもある
プロキシサーバーを使う最大の目的はプロキシサーバーのIPアドレスを使うことだと思いますが、できたら世界各国のIPアドレスが使えたら便利です。さまざまな国のIPアドレスが使えたら、現地の情報を収集するときに有利です。
現地のwebサイトの管理者もアクセス者のIPアドレスを知ることはできますが、国外からのIPアドレスが頻繁にアクセスしたら警戒心を抱きます。そして気持ちが悪いという理由で、ブロックされる可能性があります。
このような問題点があるので、現地のサイトを閲覧するときは現地のIPアドレスを使うのが基本です。
モバイル用のIPアドレスもあった方が便利です。サービス提供会社によってはキャリアも指定できるようになっていますが、有名なキャリアにしたら警戒されにくいです。
自由度が高い
自由度が高いプロキシサーバーは、カスタマイズしやすいので便利です。自由度が高いということは選択肢が多いということですが、ユーザーが自由自在に項目を選択できるコントロールパネルがあればベストです。
webサーバーを使ったことがある人はわかると思いますが、自由自在に項目が選択できるコントロールパネルがあれば、ユーザー好みにしやすいです。
コントロールパネルはわかりやすいインターフェイスが大切で、わかりやすいインターフェイスのコントロールパネルは迷うことなく操作できます。
情報収集に便利なツールがある
プロキシサーバーを使用する目的は情報の収集だと思いますが、効率的に情報が収集できたら便利です。サイトの情報を効率的に収集する技術をスクレイピングといいますが、プロキシサーバー経由のスクレイピングは匿名で収集できるのが特徴です。
ライバル会社の情報を収集するときに、プロバイダのIPアドレスが知られたらどうなるでしょうか?プロバイダのIPアドレスが知られたからといって完全に身元がバレることはないと思いますが、IPアドレスからある程度の住所がわかるのは事実です。
その住所がライバル会社に嗅ぎつけられたら、変な噂が立つ可能性があります。ライバル会社の情報を収集するときは、プロキシサーバーを使うに限ります。
外国のプロキシサーバーと契約するときは為替レートにも注目
外国のプロキシサーバーのホームページにも価格は表示されていると思いますが、日本から購入するときは注意が必要です。ご存じのように為替レートは常に変化するので、契約するタイミングによって得をしたり損をすることがあります。
クレジットカード会社は独自の為替レートで決済していますが、契約前に独自の為替レートをチェックすることをおすすめします。銀行振り込みの場合は、振込手数料が発生するのが一般的です。中継銀行が挟まった場合は、中継銀行の手数料も必要です。
これらのことは外国から商品を購入した人は実感できると思いますが、初めての人は気が付かないことが多いです。
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特に理由がない限りレンタルがおすすめ
プロキシサーバーには買い取りパックもありますが、特に理由がない限りレンタル制のプロキシサーバーをおすすめします。以下ではその理由を紹介します。
一番の理由は、いつでも辞めることができるからです。使い始めてから「期待外れだった」と思うことはあります。しかし買い取りパックの場合、期待と違っても途中で契約解除をするのは難しいです。
しかしレンタルの場合、気楽に辞めることができます。一ヶ月から契約できるレンタルプロキシサーバーだったら、最小限の負担で済みます。
二番目の理由はサポートが付いていることです。買い取りパックでもサポート付きのところはありますが、サポート料金は別料金になっているところが大半です。一方レンタルの場合、サポート料金も月々のレンタル料に含まれています。
三番目の理由は、無料で機器の老朽化に対応してくれることです。プロキシサーバーを運営するにはさまざまな機器が必要ですが、必ず経年劣化します。しかし買い取りの場合は、経年劣化しても使い続けなくてもいけません。一方レンタルの場合、時期を見計らってリニューアルしてくれます。
Bright Dataの料金価格体系
Bright Dataの料金価格体系は明瞭で、契約しやすいです。
使用規模に合わせて契約しやすい
Bright Dataの契約プランは多く、スモールユーザーもヘビーユーザーも使えます。初めてプロキシサーバーを使う人はスタータープランがいいと思いますが、スタータープランでも十分にビジネスはできます。
スタータープランの月額の価格は500ドルで、日本円に直したら57,020円ぐらいです。さすがに個人で使うには高すぎる価格帯ですが、ビジネスで使う人はこれぐらいの経費は必要だと思います。
データセンター | $0.60/IP+$0.095/GB |
レジデンシャル | $12.50/GB |
ISP | $12.50/GB+$0.50/IP |
モバイル | $30.00/GB |
いずれの容量も十分で、ビジネスで使っても問題はありません。モバイルだけで$30GBの容量がありますが、30GBもあったら上限に達することは滅多にありません。
プロキシサーバーは必要だけど使う時間が限られている人は、従量課金制が便利だと思います。逆に長期間使う人は、年間サブスクリプションがお得です。年間サブスクリプションを選択すると、年間10%の節約になります。
データ収集を任せたい人はデータコレクタープラン
プロキシサーバーは便利だけど、専門部署がないのでデータを収集する時間がない・・このような人はデータコレクタープランが便利です。データコレクタープランを使用するときに、専用のプロキシを購入する必要はありません。
公式ホームページのQ&Aを参照します。
データコレクターを使用するには、専用のプロキシを購入する必要がありますか?
No. The Data Collector handles all the data extraction requirements. The pricing associated with the Data Collector takes all of the following into account: proxy/unlocking/parsing/delivery.https://brightdata.com/pricing/data-collector#dedicated-collector
英語で書いているので翻訳します。
「いいえ。データコレクターの価格は、プロキシ、アンロック、解析、配信のすべてを含んだものです」
これは忙しい人にとっては便利なサービスだと思います。詳細を知りたい人は公式ページから問い合わせてください。
まとめ
プロキシサーバーの価格と契約形態について解説をしましたが、プロキシサーバーは価格だけで選ぶものではありません。選ぶときにもっとも大切なことは、ニーズに合致したプランがあるかどうかです。
Bright Dataのプランは多様で、必ずやニーズにあったプランが見つかると思います。これだけのプランを有しているプロキシサーバーは少ないです。是非とも貴社のニーズに合ったプランを、見つけてほしいと思います。