大好きな公演のチケットは何が何でも入手したいものですが、人気のある公演はライバルが多いので大変です。最短の場合は、一般公開してから数分後に完売することがあります。完売のアナウンスが流れたときは落胆しますが、ライバルが多いので仕方がありませんね。
実は私も知らなかったのですが、スクレイピングでチケットが自動取得できるそうです。ただ不透明な部分も多いので、本記事では検証します。
目次
今回はこの記事を参考にしました
今回はこちらの記事を参考にしました。
スクレイピングによるチケット自動取得のポイント
これからはスクレイピングによる、チケット自動取得のポイントを見ていきます。
販売中か否かを判定する処理
スクレイピングでチケットを自動取得するためには、まずは販売中か否かを判定しなくてはいけません。記事では条件分岐で判定していますが、条件分岐はプログラムの基本中の基本です。
条件分岐はプログラム特有の考え方ですが、習得したらさまざまな処理に使えるので便利ですよ。条件分岐で、怪しい利用者をブロックすることも可能です。
記事ではDos攻撃についても解説していますが、Dos攻撃の対応策を考えることは非常に大切なことです。Dos攻撃でサーバーがダウンしたケースは何回もあります。
自動ログイン処理
スクレイピングでチケットを自動取得するためには、ログインも自動化しなくてはいけません。自動ログインができなければ、人が都度ログインしなければいけません。でも非効率的ですね。
私は自動ログインできるプログラムを見たことがあります。見ただけではなく、実際自分でも操作しました。ログインが自動化できたら、利用者はプログラム作動中に違う仕事ができるので便利ですね。
待機処理も忘れない
スクレイピングによるチケットの自動取得は繰り返し処理になりますが、繰り返し処理はサーバーに負荷がかかるので、適宜待機処理も記述した方がいいと思います。参考記事でも待機処理をしていますが、プログラムには待機処理用の関数があるので便利です。
待機処理をしなければ該当のサーバーに負荷がかかり、動作が遅くなります。サービスの利用者は、動作が遅いのでイライラするでしょう。最悪の場合は、サービスが停止になる可能性があります。このような問題点があるので、忘れずに待機処理も記述しましょう。
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スクレイピングによるチケット自動取得の問題点
スクレイピングでチケットが自動取得できるのは解りましたが、スクレイピングによるチケットの自動取得には問題点があります。
サーバーに負荷がかかる
スクレイピングは繰り返し処理が多いので参考記事では待機処理をしていましたが、待機処理以外にも気を配ることはあります。サーバーに対する負荷を減らすには、無駄なコードがないかどうかを徹底的に検証することが大切だと思います。
プログラムの書き方一つでシステムの作動が速くなったり遅くなったりしますが、プログラムを書いた本人は意外にプログラムの無駄に気付きません。そのためプログラムを検証するときは、他の人にコードを見てもらうことが大切です。
他の人に見てもらうときは、処理の先頭にコメントを付け加えることが大切です。コメントがあれば、処理の内容が解りやいからです。
転売屋に悪用される可能性がある
スクレイピングによるチケットの自動取得システムは有意義だと思いますが、公開前には十分に問題点を検証することが大切です。考えられる問題点には以下があります。
転売屋などは人気のあるチケットだったら何枚でも予約したいと思っているので、日がな一日システムを作動させるでしょう。
日がな一日システムを作動させたら、サーバーに負荷がかかるだけではなく、他の利用者がアクセスしにくくなります。
フリープログラムとして公開するとコードが改変される可能性がある
スクレイピングによるチケットの自動取得プログラムを、フリープログラムとして公開すると、コードが改変される恐れがあります。無駄なコードを改変するのであれば問題はないかもしれませんが、以下のような改変をされたら迷惑を被る人が一杯出てくるでしょう。
- システムを止めないために待機処理を削る
- 盗んだアカウントを利用してチケットを自動取得する（コードにはそのアカウント名を使う）
待機処理を削り実行したら、サーバーにもの凄い負荷がかかります。サーバーといってもコンピューターの一つなので、連続で負荷を与えるのはよくありません。
何らかの理由で盗んだアカウントで、チケットを自動取得するケースは、十分に考えられることです。しかしアカウントの主に請求がいったら、その主は大変迷惑でしょう。同時にクレジット情報も盗まれたら、無断でチケットが購入される恐れもあります。
スクレイピングによる夢のチケット自動取得システム
スクレイピングによるチケットの自動取得の問題点を挙げましたが、チケット自動取得システムが有意義であるのは間違えないと思います。
チケット自動取得システムがあれば、大切なチケットを買いそびれる心配はありません。
これからはスクレイピングによる、チケット自動取得システムの理想形を語りたいと思います。
- 購入予定のチケットが少なくなれば、メールで通知する
- 好きなアーティストのチケットは、予約注文できるようにする
一番目を実現するにはチケット販売店の協力が必要ですが、協力さえあれば不可能ではないと思います。
二番目は関係者とタッグを組み、情報を共有すれば可能だと思います。
まずはユーザーが専用フォームに、好きなアーティストのチケットを、自動取得したいとのリクエストを送ります。それを受けた関係者は、アーティストの公演情報を調べます。もし近々公演の予定があれば、利用者にメールで通知後チケットを自動取得します。
二番目は絵空事かもしれませんが、理論的には不可能ではないと思います。
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他にもスクレイピングの魅力は一杯ある
今回はスクレイピングによるチケットの自動取得を解説しましたが、スクレイピングには魅力が一杯あります。
- Amazonのデータを取得
- Twitterのデータを取得
- Instagramのデータを取得
これらのデータの取得は、Bright Dataのライブデータセットを活用すれば瞬く間に実現しますが、Bright Dataにはクリック操作だけでデータが取得できるライブデータセットだけではなく、データコレクターという本格的なスクレイピングツールもあります。
またプログラマ用に、サーチエンジンクローラーというサービスも提供しています。Bright Dataはプロキシサーバー業者ですが、スクレイピングツールでも業界をリードしています。
法人だけですが無料体験もできるので、関心のある方は一度試されては如何でしょうか？
スクレイピングの丸投げ依頼も可能です。Bright Dataにはさまざまなプランがあるので、どのような人もきっと満足すると思います。
まとめ
スクレイピングによるチケットの自動取得を解説しましたが、今後も試みる人は増えると思います。しかし問題点だけはしっかりクリアして、開発してほしいと思います。問題点がクリアできない場合は、対象のサーバーに迷惑がかかる恐れがあるので、自力で解決できない場合はスクレイピングに詳しい先輩に相談してください。
スクレイピングデータをビジネスに活用したい人は、是非ともBright Dataと契約してください。Bright Dataは利用者の声を常に吸い上げているので、利用者に優しいシステムが多いです。それから明瞭価格なので、安心して利用できます。