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初心者でもプロキシサーバーの構築はできる
ヘビーなインターネットユーザーは、プロキシサーバーの名前を一度は聞いたことがあるでしょう。また実際に自分で構築した人もいるでしょう。ただ初心者が、プロキシサーバーを自力で構築することは可能なのでしょうか?
人によってスキルと知識が違うので絶対的な答えはないですが、今は昔と比べてプロキシサーバーの構築は簡単になっています。プロキシサーバーの構築が簡単になっているのは、解説サイトが多いこともありますが、簡単に構築できるツールが増えたのが一番大きな理由です。
本記事では初心者がプロキシサーバーを構築するときの大切なポイントを紹介しますが、まったくの初心者を対象にしています。プロキシサーバーに関心のある初心者は、本記事を参考にプロキシサーバーを構築してください。
初心者がプロキシサーバーを構築するときは以下のソフトウェアが便利
初心者がプロキシサーバーを構築するときはパソコンだけではなく、プロキシサーバー用のソフトウェアをインストールしましょう。以下ではプロキシサーバー構築に適した、ソフトウェアを紹介します。
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Squid
Squidはもっとも利用者が多いプロキシサーバー構築ソフトですが、多くのLinuxディストリビューションに組み込まれています。Linuxディストリビューションは、インターネットで探すことができます。
Squidの解説サイトは多く、構築に躓いたときは検索したらいいでしょう。良質な記事を見つけたら、初心者でも自力で解決できます。もし良質な記事が見つからない場合は、Q&Aサイトで聞きましょう。
Apache
ApacheはWEBサーバーとして超有名ですが、実はプロキシサーバーも構築できます。Apacheをプロキシサーバーとして利用するには初期設定が必要ですが、基本的にmod_proxyモジュールを有効にするだけです。
DeleGate
DeleGateは純国産のプロキシソフトウェアですが、公式サイトは英語で書かれています。しかし日本語のリンクをクリックすると、日本語ページに飛びます。
解説サイトが若干少ない印象ですが純国産のプロキシソフトウェアなので、今後は利用者が増えると予想されます。日本人の利用者が増えれば、日本語のマニュアルも充実してくるでしょう。
Socks
Socksも注目されているプロキシソフトウェアですが、一つのSocksサーバーだけでさまざまなプロトコルを利用することができます。これは非常に便利な仕様で、他のサーバーも同時に構築したい人におすすめします。
ソフトウェアをインストールしてからのステップ
初心者はSquidを使い、プロキシサーバーを構築することをおすすめします。Squidをおすすめする理由は、解説サイトが多いからです。解説サイトが多ければ躓いたときに助かります。以下ではSquidを使い、プロキシサーバーを立ち上げる方法を解説します。
なおこちらではLinuxコンピューターへのインストールを前提としているので、基本的なLinuxの知識は必要です。Linuxは文字での操作が基本ですが、Windowsのコマンドプロンプトに慣れている人であれば、習得までさほど時間はかからないでしょう。
先ずはインストールしよう
Squidを使うためにはインストールする必要がありますが、多くのLinuxディストリビューションはSquidを最初からOSに組み込んでいます。最初からOSに組み込まれていたら楽なので、初心者はSquidが組み込まれているLinuxディストリビューションを探しましょう。
設定ファイルを編集しよう
Squidをインストールした後は、Squidの設定ファイルを編集しましょう。squid.confというファイルを編集しますが、編集できる主な項目は以下です。
- 指定ポート以外のコネクトを拒否
- キャッシュの設定
- ローカルネットワークからのアクセスを許可
- 自身からのアクセスを許可
Squidの基本操作を学ぼう
設定ファイルの各項目を指定した後はSquidを操作する必要がありますが、Squidを立ち上げるときもコマンドによる指示が必要です。しかしコマンドによる指示は難しくなく、誰もが実行可能です。
またパソコンを立ち上げると同時に、Squidも立ち上がるようにすることも可能です。他にもSquidの操作はありますが、インターネット上にはSquidの解説サイトが多くあるので参考にしてください。
本格的にプロキシサーバーを運営したい人はレンタルの方がよい
本格的にプロキシサーバーを運営したい人は個人のプロキシサーバーよりも、企業のプロキシサーバーを利用した方がよいです。本格的に運営をしたら常にパソコンを稼働させる必要がありますが、常に稼働させたら電気代が増えてしまいます。
また本格的に運営をしたらサポートが必要になりますが、プロキシサーバーのサポートをするのは並大抵のことではありません。しかし有料のプロキシサーバーをレンタルすれば、サポートの不明点はレンタル会社に聞くことができます。
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有料のプロキシサーバーをレンタルするときのポイント
有料のプロキシサーバーをレンタルするときは、以下のポイントを押さえておけばいいでしょう。以下のポイントを押さえることで、大きく失敗する確率は低くなります。
- IPアドレスの数が多い
- セキュリティ管理がしっかりしている
- サポートが手厚い
上記のポイントは当たり前のように思えますが、実はこれらのポイントを充たしている業者は多くはありません。
Brightdataは良質のプロキシサーバーの条件をすべて満たしている
先に良質のプロキシサーバーの条件を紹介しましたが、 Brightdataというサービスは良質のプロキシサーバーの条件を全て満たしています。条件を満たしているだけではなく、付加価値もあります。以下では Brightdataの特徴を詳しくみていきます。
BrightdataはIPアドレスが多い
Brightdataが保有するIPアドレスの数は非常に多く、4種類のネットワークで3,500万個のIPアドレスを用意しています。また BrightdataのIPアドレスには柔軟性があり、国、都市、ASNが指定できます。モバイルの場合はキャリアの指定も可能です。
国、都市、ASNが指定できるのは魅力的で、アクセス先のWEB管理者の目をかいくぐることができます。IPアドレスがWEB管理者によってブロックされることはありますが、膨大なIPアドレスを保有している Brightdataであれば心配はいりません。
一つのIPアドレスがブロックされたら、別のIPアドレスに乗り換えたら済むことです。 BrightdataはIPの乗り換えが非常に簡単で、運営者の手を煩わせることはありません。
Brightdataはセキュリティ管理もバッチリ
Brightdataはセキュリティ管理もバッチリです。有人監視は言うに及ばずBrightdataは新規のユーザーに対して、審査を実施しています。利用者を選別することで、悪いことを企んでいる利用者を遮断することができます。
有料のプロキシサーバーの中には機械的に利用者を入れているところがありますが、Brightdataは審査を厳しくし、プロキシサーバーの安全性を恒久的に保とうとしています。
Brightdataはサポート体制もバッチリ
こちらから申し込んでもらえば、日本人スタッフ付きのサービスをご案内します。日本人スタッフは親切で、言語面のサポートや技術面のサポートをしてくれます。Brightdataは海外のサービスですが、日本人スタッフがいれば安心です。
今はインターネットでさまざまな情報を入手することができますが、技術的な問題に関しては専門スタッフに聞いた方が手っ取り早いです。自分で調べたら数日かかる難問も、専門スタッフに聞けば瞬時に解決することはあります。
BrightdataのIPアドレスを活用し情報収集しよう
プロキシサーバーを使う人の目的の大半は違うIPアドレスで情報を収集することですが、Brightdataの利用者も情報収集をメインとしています。Brightdataが活躍しそうな分野には以下があります。
- トラベル業界
- eコマース
- 小売り業
- 不動産業界
- 人材サービス
- インターネットマーケティング業界
- SEO対策の会社
今のビジネスはデータを活用するのが当たり前になっており、データを活用すればビジネスを有利に進めることができます。データを活用するビジネスは、今後ますます増えると予想されます。
BrightdataはBrightdata Proxy Managerを組み込むことが可能ですが、Brightdata Proxy Manageはデータ収集を効率化します。Brightdata Proxy Manageはオープンソースなので無料で使えます。設置するときに不安があれば、親切な日本人スタッフに聞いたらいいでしょう。
まとめ
初心者を対象にプロキシサーバーを構築する方法を解説しましたが、今はプロキシサーバーの構築は簡単になっています。プロキシサーバーは使い道が広いので、関心のある方は是非構築にチャレンジしてください。
そしてプロキシサーバーの可能性に気付いたら、有料のプロキシサーバーを活用しビジネスの幅を広げてください。Brightdataはビジネスの世界で大活躍しています。