昨今のビジネスは、先が読めないものが多いです。ホリエモンは5年先のことも、解らないと言っています。それでも多くのデータがあれば、先のことが読みやすくなります。
最近はマーケティングのためにスクレイピングをする企業が増えていますが、スクレイピングでデータを集めたら、合理的な経営ができるからです。
本記事ではさまざまな研究に使える、スクレイピング事例について解説します。
目次
スクレイピングの強み
少し方向は逸れますが、スクレイピングの強みについて解説します。スクレイピングの強みが解ったら、研究用途にも使えることが解るでしょう。
一度に大量のデータが収集できる
少ないデータ収集ならば現場に行けば解ると思いますが、データが少なすぎたら研究に活用することはできません。
スクレイピングは一気に大量のデータを取得し、そのデータを再利用しやすいファイル形式に格納します。
一気に大量のデータを取得するのは研究において大切なことで、これができるからこそ、スクレイピングの価値があると言えます。
場所を選ばず実行できる
スクレイピングはインターネットに繋がっているパソコンさえあれば、どこでも実行できます。家で実行してもいいし、職場で実行しても構いません。
場所を選ばずに実行できるのは、スクレイピングはwebサービスのデータを取得するからです。どこにいてもwebサービスにアクセスはできますが、アクセスさえできたらスクレイピングも可能です。
スクレイピングはwebサービスの骨格であるhtmlを分解し、タグに囲まれたデータを収集します。
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研究用途例
これからはスクレイピングの研究用途例を解説します。
アイドルファンの属性を知る
スクレイピングで、アイドルファンの属性を知ることは可能です。
アイドルグッズを販売しているネットショップにはレビューがありますが、ネットモールによってはレビューしてくれた人の、年代や職業を公開していることがあります。
このような情報をスクレイピングで収集すれば、アイドルファンの属性の研究に役立てることができます。
またレビュー内容を細かく分析すれば、隠れたニーズが見つかる可能性があります。
特定カテゴリーの販売価格帯を知る
私は今shopeeの運営サポートもしていますが、価格設定に悩むオーナー様は多いです。価格設定に悩むのは平均的な販売価格帯が解らないからですが、スクレイピングを活用すれば解決します。
特定カテゴリーの販売価格帯を研究すれば、商機が見えてきます。価格設定というのは凄く大切なプロセスで、価格設定が適切であれば売れる可能性は高くなります。
しかし価格設定は直感で決めるものではなく、数多くのデータを集めて決めるものです。スクレイピングはデータ集めの強力な味方です。
献立
材料や調理方法をスクレイピングすれば、日々の献立に役立つでしょう。
最近は料理系のサイトが増えています。外国語が解る人だったら、外国の料理サイトをスクレイピングしてもいいと思います。
外国の料理サイトをスクレイピングし、日本語に翻訳してからブログで紹介したら、固定ファンが付くと思います。
料理サイトをスクレイピングするときは画像もダウンロードしたいものですが、基本的なプログラム手法を駆使すれば十分に可能です。
外国語の熟語研究
スクレイピングは、外国語の熟語研究にも使えます。熟語は熟語辞典で勉強してもいいですが、生きた熟語はマスコミから学ぶのが一番です。
英語の「get」「give」には多くの熟語がありますが、これらの単語を使った熟語をスクレイピングで取り出すことは可能です。
特定の単語が含まれた熟語を抜き出すときは、スクレイピングツールのフィルター機能を使えば便利です。「get」と「give」が含まれた熟語を探すときは、「get」と「give」をフィルターにかけてください
AIの仕組みを研究
スクレイピングは、AIの仕組みを研究するときも有益です。最近はChatGPTが話題になっていますが、ChatGPTは質問に直ぐに答えてくれます。
質問に直ぐに答えてくれるのは膨大なパターンを蓄積しているからですが、スクレイピングで膨大なパターンを抜き出すことは可能です。
質疑応答のパターンを抜き出すときは、Q&Aサイトをスクレイピングしたらいいかもしれません。または、子供向けの学習サイトもいいと思います。
スクレイピングとAIは、お互いに補完しあう関係だと思います。予想ですが、将来はスクレイピングとAIがセットになったシステムが、提供される日が来ると思います。
研究目的でスクレイピングをするときのポイント
これからは研究目的で、スクレイピングをするときのポイントを解説します。
データを精査する
研究目的のスクレイピングは、データを精査することが大切です。データを精査するためにはスクレイピングする前に、必要なデータを議論または自問自答することが大切ですが、スクレイピングするときはフィルターをかけることができるツールを選びましょう。
スクレイピングは対象のタグに囲まれたデータを収集するのが基本ですが、フィルターをかけたらより絞り込むことができます。
表計算ソフトに取り込む
スクレイピングしたデータは、Excelなどの表計算ソフトに取り込みましょう。表計算ソフトに取り込む理由は、データが再利用しやすいからです。
Excelはデータをグラフ化したり、ピボットテーブル化できますが、データをグラフ化したらビジュアル的に理解しやすいし、ピボットテーブル化したらデータを読み解きやすいです。
たいていのスクレイピングツールはCSVファイルにデータを格納してくれるので、データをExcelに取り込むことは難しくはありません。
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研究目的でスクレイピングするときは本格的なツールを使う
研究目的でスクレイピングをするときは、本格的なツールを使いましょう。
ドメイン単位でスクレイピングできるツール
本格派のスクレイピングツールは、ドメイン単位でスクレイピングできるものが大半です。研究で使うデータは数が必要ですが、ドメイン単位でスクレイピングできたら、十分なデータを揃えることができます。
ドメイン単位でスクレイピングしたら、余計なデータが入り交じるかもしれません。そのような場合は一度Excelに取り込み、Excelのフィルター機能で必要なデータを選別しましょう。
カスタマイズしやすいツール
本格派のスクレイピングツールはカスタマイズしやすいので、どのような研究にも活用できると思います。
スクレイピングサービスの中にはプログラマ向けのツールを提供しているところがありますが、プログラマ向けのツールを使えば、完全にカスタマイズできます。
プログラマ向けのツールはスクレイピング関係の処理は自動的にしてくれるので、プログラマはインターフェイスを整えたり、出力方法を工夫するだけで済みます。
まとめ
スクレイピングと研究をテーマに解説をしましたが、将来的にスクレイピングで研究データを集めるのは普通になると思います。
インターネットには、研究に使えるデータが一杯あります。そんなデータをスクレイピングで、一気に収集できたら本当に楽です。
スクレイピングツールはいろいろありますが、総合的に考えたらBright Dataのスクレイピングサービスが一番です。
Bright Dataにはテンプレートを選択するだけでデータが取得できるサービスもあれば、プログラマ向けのサービスもあります。またデータコレクターという本格的なツールもあります。
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