プロキシ接続するときはユーザー名とパスワードが必要ですが、今回はプロキシ接続する際に必要なユーザー名とパスワードについて解説したいと思います。
雑学調の解説になると思いますが、解説を読むことでプロキシ接続に関心を持つ人が増えてきたらいいと思っています。
プロキシ接続は今後利用者が増えると思いますが、これから導入を考えている人はまずはプロキシに親しみましょう。
親しむ第一歩はプロキシについて知ることです。
目次
何故プロキシ接続する際にユーザー名とパスワードが必要なのか?
プロキシ接続する際にユーザー名とパスワードが必要な理由を解説します。
プロキシサーバーの仕様だから
プロキシサーバーはプロキシ接続する際に必要なものですが、webサーバーやメールサーバーと同じく共同で使用する仕様になっています。
そのような背景があるため、通常プロキシサーバーは最初からユーザー名とパスワードが必要です。
ユーザー名とパスワードは自分で作成するのではなく、通常プロキシサーバー業者から与えられます。
プロキシ接続するときはユーザー名とパスワードを入力するだけではなく、プロキシサーバーのアドレスとポートも入力します。
ユーザー名とパスワードが不要だったら?
この結果は容易に想像できると思いますが、念の為に解説します。
プロキシサーバーは共同で使用するのが基本ですが、誰もが接続できたら何人かは悪さをする人がいるでしょう。
そのような悪意ある人をブロックするためにも、ユーザー名とパスワードは必要です。
可能であれば定期的にパスワードは変更した方がいいでしょう。
プロキシサーバーの運営者に便利だから
プロキシサーバーを会社で使っている場合は外部からのアクセスはブロックしなければいけませんが、利用者にユーザー名とパスワードを与えたら、外部からのアクセスはブロックできます。
プロキシサーバーで画像を管理するケースはあると思いますが、そのような場合にもユーザー名とパスワードは便利です。
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ツールでプロキシのユーザー名とパスワードが求められる理由
ネットサーフィンをしていると、プロキシのユーザー名とパスワードが求められることがあるようです。
ツールの仕様
オンラインツールはインターネットに接続する必要がありますが、接続時に自動的にプロキシのユーザー名とパスワードが求められることがあります。
これはツールの仕様なので仕方がないことですが、イチイチ入力するのが面倒臭い人は、パスワードマネージャなどに保存することをおすすめします。
デスクトップのツールでもインターネットに接続するタイプは、同じようにプロキシのユーザー名とパスワードが求められる可能性がありますが、こちらも同様に何からのパスワード管理ツールで保存した方が便利です。
何回も求められる場合はツールやソフトの販売元に聞く
だいたいは初回だけプロキシのユーザー名とパスワードが求められますが、ツールやソフトによっては何回も求められることがあるかもしれません。
入力したら画面を突破することができますが、面倒臭い人はツールやソフトの設定を見直したらいいでしょう。
設定画面から表示を解除できない場合は、販売元に聞くしかありません。
プロキシのパスワードは定期的に変更した方が無難
最近は自動的にパスワードを生成するツールがありますが、中には悪用する人がいます。
ツールが生成したユーザー名とパスワードを参考に、次々とログインを試みる手口です。
万が一突破された場合は悪さをされる可能性があるので、プロキシのパスワードは定期的に変更した方が無難です。
たいていは設定画面から変更できるようになっていると思いますが、設定画面から変更できない場合はサービス元に相談するしかありません。
パスワードは解読されにくいものにする
パスワードは解読されにくいように、記号や大文字、小文字を組み合わせましょう。
プロキシによっては記号の使用を禁止しているケースがあるかもしれませんが、そのような場合は大文字と小文字の間に数字を入れるのが効果的です。
複雑なパスワードは忘れがちですが、万が一忘れた時に思い出せるように、ローカルに保存するか紙のメモに書きましょう。
パスワードの変更時期ですが、最低でも半年に一回は変更するのが好ましいです。
ユーザーのパスワードを悪用するのはハッカーの可能性もありますが、退職したプロキシサーバーのスタッフの可能性もあります。
そのようなスタッフは最新のユーザー名とパスワードを記録していると思われるので、注意が必要です。
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プロキシサーバーと契約する時は顧客管理が厳格な会社と契約する
プロキシサーバーと契約するときは、顧客管理が厳格な会社と契約しましょう。;
理由を考察します。
顧客管理が厳格な会社は身元保証人がいる可能性が高い
最近は顧客のプライバシー情報を必要なことだけにしか使わないように行政から指導されていますが、就職時・転職時に身元保証人を記入しなかった場合は、法的な効力が弱くなりがちです。
大手のプロキシサーバー業者は会社の信用を重んじるため、スタッフの悪事に対しても目を光らせています。
ただ24時間目を光らせることは難しいので、万が一スタッフが悪さをした場合は、身元保証人にも責任が及ぶように、身元保証人を要求するのが通例になっています。
IT業界は顧客のプライバシー情報を入手しやすいですが、身元保証人のことが頭をよぎれば悪さする気持ちにブレーキがかかるのではないでしょうか?
独自のセキュリティ対策を立てているプロキシサーバー業者と契約する
顧客情報を不正に入手するのは内部スタッフだけではありません。
外部スタッフが犯行に及ぶこともあるし、見ず知らずのハッカーが情報を入手する可能性もあります。
そのような人達の犯行を止めるには、独自のセキュリティ対策を立てるしかありません。
最近はセキュリティ対策に活用できるツールが販売されるようになっているので、時間的な余裕がない会社はそれらのツールを使えば手っ取り早いです。
もしすべてのセキュリティ対策を自社で構築する場合は、何回もテストすることが大切です。
ある会社ではセキュリティ構築チームとハッカーチームを分けて、セキュリティ対策技術を競っているみたいですが、この試みは非常に大切です。
どのようなセキュリティシステムにも穴があるものですが、第三者のフィードバックをもらうことでセキュリティ強度は強くなるでしょう。
外国のプロキシサーバーを選ぶ際の注意点
外国のプロキシサーバー業者にも、独自のセキュリティ対策をしているところがあります。
ただプロキシサーバーによっては英語しか通用しないことがあるので、検討する際は英語が堪能なスタッフを加えましょう。
英語が堪能なだけではなく、システムにも明るい人が好ましいです。
検討結果に問題がなければ本契約に進めばいいですが、いきなり本契約するのではなく、まずは無料体験でセキュリティの強度等を確かめてください。
大手のプロキシサーバー業者にはたいてい無料体験期間があるので、遠慮せずに試してください。
無料体験中に疑問点が出てきた場合は、遠慮なく質問してください。
そこで言葉を濁すような業者とは、契約をしない方がいいでしょう。
まとめ
プロキシのユーザー名とパスワードをテーマに解説しましたが、プロキシサーバーもwebサーバーやメールサーバーと同じく、信頼性が大切です。
単にユーザー名とパスワードで管理しているだけでは不十分です。
セキュリティ的な問題は質問しにくいことがありますが、少しでも疑問に思うことがあれば、箇条書きにして質問してください。
信頼できるプロキシサーバー業者は顧客に親身に寄り添ってくれるので、どんな質問にも誠実に答えてくれるはずです。