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プロキシサーバーを使うときはポート番号が必要
プロキシサーバーを使うときはポート番号を指定しますが、ポート番号とは何でしょうか?ポート番号を初めて聞く人は難解な印象を抱くかもしれませんが、ポートの仕組みを知れば難解なイメージは霧散するでしょう。
ポート番号の指定はプロキシサーバーだけではなく、メールの送受信をするメーラーでも必要なことがあります。ユーザーは意識しませんがインターネットも、ポート番号がなければ実現しません。
一般の人はポートの詳細を知る必要はありませんが、ポートの概略は知っておいた方が得です。本記事では基礎の基礎から解説するので、最後までお付き合いください。
ポートの詳細
プロキシサーバーのポートについて解説する前に、ポートの基礎を解説したいと思います。ポートの基礎がわかれば、プロキシサーバーでポートを指定する意味がわかるでしょう。
ポートは通信の送受信口
ポート番号は、0から65535までの数字で構成されています。ポートはTCPまたはUDPで利用されますが、両方ともトランスポート層の技術です。これらの技術がなければ、情報の伝達はできません。
TCPとUDPは情報を伝達するための技術ですが、伝達先の場所がわからなければ情報を送ることができません。伝達先の場所を明確にするにはポート番号の指定が必要ですが、ポート番号の中には登録済みのものがあります。
主なポート番号
- TCP/20 : FTP (データ)→クライアントとサーバー間でファイルの転送を行うプロトコル
- TCP/22 : SSH→暗証や認証技術を利用し、安全に通信するためのプロトコル
- TCP/23 : Telnet→遠隔地にあるサーバーやルーターを端末から操作する通信プロトコル
- TCP/25 : SMTP→インターネットでメールを送信するプロトコル(シンプルな仕組み)
- TCP/80 : HTTP→Webブラウザが、Webサーバと通信する際に利用する通信プロトコル
- TCP/110 : POP3→メールを受信するためのプロトコル
よく使われているポート番号について解説をしましたが、これらのポート番号は各種ソフトの設定をするときに使うことが多いです。
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プロキシサーバーにもポート番号はある
IT機器間の通信にはポートが不可欠ですが、プロキシサーバーにも当然ポート番号は必要です。以下では、プロキシサーバーの仕組みから解説したいと思います。プロキシサーバーの仕組みを知ることで、ポート番号の存在意義が明確になるでしょう。
プロキシサーバーはクライアントとwebサーバーの間に存在する
通常のインターネットではクライアントはwebサーバーに直接リクエストを送信しますが、間にプロキシサーバーがある場合はプロキシサーバー経由になります。
webサーバーに送信されたリクエストはクライアントのブラウザーに返されますが、プロキシサーバーが間にある場合は、プロキシサーバー経由で返されます。
プロキシサーバーのポート番号は何番?
プロキシサーバーのポート番号は一つではなく、さまざまな番号が使われています。よく使われているポート番号には「80番」、「8080番」、「1080番」、「3128番」があります。
プロキシサーバーのポート番号はプロキシサーバーによって異なるので、使うときはプロキシサーバーの管理者に聞いてください。管理者に聞いた後は、各デバイスの設定画面でポート番号とアドレスを設定します。
設定画面は各デバイスによって多少は異なりますが、基本的にアドレスとポート番号を入力するだけです。
プロキシサーバーのポートを通すメリット
プロキシサーバーのポートを通してインターネットをすれば、速度が若干落ちるという声をときどき聞きます。しかしプロキシサーバーの活用は、デメリットよりもメリットの方が多いです。以下では、プロキシサーバーのメリットを紹介します。
アクセス元が隠蔽できる
言葉の響きは悪いですが、プロキシサーバーを活用すればアクセス元が隠蔽できます。ライバル会社のホームページを閲覧することはあると思いますが、アクセスしている人が同業者だとわかったら、どんな気持ちになるでしょうか。
神経質なweb管理者であれば、該当のIPアドレスをブロックする可能性があります。IPアドレスがブロックされたらプロバイダを変更しない限り、二度とライバルのホームページにアクセスすることはできません。
社員のインターネット閲覧管理に便利
プロキシサーバー経由でインターネットをすれば、プロキシサーバー上に履歴が残ります。仕事中に、関係のないサイトを閲覧する社員はいるでしょう。しかしプロキシサーバーがあれば、証拠が残るので堂々と注意できます。
同じデータを何回も見るときに便利
プロキシサーバーにはキャッシュ機能があり、一度見たサイトはプロキシサーバー内に保存される仕組みになっています。そのため二回目以降は、webサーバーにアクセスする必要がなくなります。
プロキシサーバーのキャッシュ機能はブラウザーのキャッシュ機能よりも規模が大きく、使い方によっては業務を大きく効率化させるでしょう。
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ポートが理解できたらビジネスでプロキシサーバーを使おう
ポートの概略が理解できたら、ビジネスでプロキシサーバーを使ってほしいと思います。ビジネスでプロキシサーバーを使うことは意味のあることで、今後はますます利用者が増えると予想されます。
その理由はインターネットを活用したビジネス、データを活用したビジネスは今後の主流になる可能性があるからです。
今は物が売れない時代ですが、インターネットを活用したビジネス、データを活用したビジネスは、それなりに奮闘しています。
ビジネスでプロキシサーバーを使うときは、Brightdataをおすすめします。以下では、Brightdataを活用したビジネス例を紹介します。
Brightdataを活用したビジネス例
これからはBrightdataを活用したビジネス例を紹介しますが、紹介するビジネス例はいずれも実用的です。関心のある人はBrightdataと契約し、実践してください。
社内データの共有
Brightdataを活用し、社内データを共有するのは意味のあることです。事務所が一つしかない場合は紙の資料で情報を共有すればいいですが、日本全国に支店がある場合は情報の共有に困ります。支店間で情報を共有するにはインターネットの活用が便利ですが、間にプロキシサーバーを挟めばよりメリットがあります。
Brightdataを使うメリット1:セキュリティ性が高くなる
コンピューターの世界にはハッカーという人たちがいて、社内ネットワークに侵入しホームページを改竄したり、重要なデータを盗んだりします。ハッカーの手口にはウイルスやスパイウェアの設置がありますが、一番危険なのはIPアドレスが入手されることです。
IPアドレスはプロバイダから付与されるものですが、プロキシサーバーを使えばプロキシサーバーのIPアドレスが使えます。
Brightdataは4種類のネットワークで3,500万個のIPアドレスを保有していますが、国、都市、ASNを指定することができます。国、都市、ASNを指定することで、ハッカーの目を誤魔化すことができます。
実データーが東京にあってもプロキシサーバーを挟めば、外国にあるように見せることができるのです。このことは、セキュリティの観点から見れば非常に大きいです。
Brightdataを使うメリット2:レスポンスがよくなる
プロキシサーバーにはキャッシュ機能があり、一度閲覧したデータはキャッシュに保存されます。そのため二回目以降は、webサーバーにアクセスする必要がありません。直接プロキシサーバーからデータを取り出すことができるので、レスポンスは格段によくなります。
Brightdataのプロキシサーバーは安心・安全
Brightdataをおすすめする理由は安心・安全だからですが、以下では詳しくみていきます。
独自の技術を有している
Brightdataは多くの特許を取得していますが、特許が多いのは独自の技術があるからです。より安全、より便利なプロキシサーバーを実現するには確かな技術が必要ですが、Brightdataには技術の蓄積があります。
独自の技術はハッカーに対しても効果的で、プロキシサーバーをターゲットにした攻撃も強力に遮断します。昨今は企業のホームページが狙われることが多いですが、Brightdataを間に挟めば大きな防波堤になります。
日本人スタッフがいる
こちらから申し込んだ人には、日本人スタッフ付きのサービスをご案内します。Brightdataは外国のサービスで文献は英語で書かれていますが、日本人スタッフがいれば安心です。
プロキシサーバーを利用しているうちにさまざまな問題点が出てきますが、日本人スタッフは一緒に解決策を考えてくれるでしょう。
支払い方法が簡単
Brightdataと契約するときはクレジットカードとPayPalが使えますが、クレジットカードがない人にはPayPalをおすすめします。PayPalの審査は難しくなく、必要書類を提出すればオンラインですべて完結します。
Brightdataは一ヶ月からの契約が可能なので、不安な人は一ヶ月契約から始めましょう。何事も自分で試すのが一番です。
まとめ
プロキシサーバーのポートについて解説をしましたが、ポートの概略は理解できたのではないでしょうか。ポート番号は他の通信サービスでも指定することがあるので、覚えておいて損はありません。
Brightdataもポート番号の指定は必要ですが、契約後に教えてくれます。ポート番号をはじめとする設定内容は、紙に印刷することをおすすめします。