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このスクレイピングセミナーの目的
スクレイピングは注目の技術で、インターネットでも話題になっています。しかしスクレイピングについて、詳しく知っている人は少ないです。その理由は、易しく解説しているサイトが少ないからだと思います。
本記事は「日本一易しいスクレイピングセミナー」というタイトルにしていますが、まったくの初心者でも、スクレイピングが理解できるように解説します。
スクレイピングとは何ぞや?
写真はネットモールのQoo10ですが、ランキング商品が並んでいます。ランキング商品には価格も表示されていますが、一画面に表示される価格だけだったら手作業で収集できるでしょう。しかしQoo10にはさまざまなカテゴリーがあるので、すべてのカテゴリーの価格を手作業で収集しようと思えば大変です。
人海戦術で挑めば何とかなると思いますが、人を集めたらお金がかかります。お金がかかるので、頻繁には実施できないですね。
スクレイピング技術を活用すれば、一人でもQoo10の価格を収集することができます。試していないのではっきりしたことは言えませんが、おそらくは数分以内に収集できると思います。
スクレイピングとは特定の情報を効率的に収集する技術で、最近ではスクレイピングを専門とする企業も登場するようになりました。
スクレイピングの詳細
スクレイピングの詳細を解説します。
スクレイピングはプログラミング
多くのプログラム言語には正規表現というメソッドがありますが、正規表現を応用すれば特定の情報は簡単に収集できます。しかし今のスクレイピング技術は進化していて、タグごと抜き出すことも可能です。
タグとはホームページの骨格であるHTMLのパーツで、パーツごと抜き出すことで効率的な収集が可能になります。収集するために使うツールはスクレイピングツールと言いますが、プログラミング不要で使えるものが大半です。
ビジネスでスクレイピングツール使うときは有料のものに限りますが、少しだけ体験したい人は無料のスクレイピングツールでもいいでしょう。ただ無料のスクレイピングツールは細かい制御ができないので、ある程度ITツールに慣れた人でなければ、効果的に使いこなすことは難しいと思います。
逆に有料のスクレイピングツールは細かく制御できるので、少し勉強すれば誰でも使いこなせるようになります。
サイトによってはスクレイピングできないことがある
スクレイピングできないサイトもあります。中にはスクレイピングを、禁止しているサイトもあります。
禁止していなくても、スクレイピングが困難なサイトはあります。スクレイピングが困難なのは構造が複雑なこともありますが、何らかの規制をしている可能性もあります。
構造が複雑なサイトは工夫すれば何とかなると思いますが、規制をしているサイトは、工夫だけで突破するのは難しいと思います。規制をするときはIPアドレスを参考にしていると思いますが、突破しようと思えば、IPアドレスを乗り換えるしかありません。
IPアドレスの乗り換えといっても、難しく考えることはありません。プロキシサーバーを使えば、簡単に乗り換えできます。
スクレイピングはさまざまな分野で活用されている
スクレイピングで収集したデータは、さまざまな分野で活用されています。ネットショップ、seo対策、webメディア、マーケティングetc・・・他にもあるかもしれませんが、思いつくまま列挙しました。
スクレイピングデータがさまざまな分野で活用されるようになったのは、データビジネスが主流になってきたからではないでしょうか?今はAIビジネスが脚光を浴びていますが、AIの元になるのは過去のデータです。
過去のデータを収集するときもスクレイピングは活用できるので、今後のAIとスクレイピングは両輪のような存在になるかもしれません。
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スクレイピングツールを選ぶときのポイント
これからはスクレイピングツールを選ぶときのポイントを紹介します。世界にはさまざまなスクレイピングツールがあり選ぶときに迷いますが、以下のポイントを押さえたら大きな失敗はしないでしょう。
少ないステップ数でスクレイピングできる
世界にはさまざまなスクレイピングツールがありますが、非常に手間のかかるスクレイピングツールもあります。具体的には設定項目が多いだけではなく、整形処理もしなければいけないスクレイピングツールです。
サイトによって構造が違うので致し方のない部分もありますが、一般の人は少ないステップ数でスクレイピングしたいものです。
少ないステップ数でスクレイピングができるかどうかは実際に試すしかないですが、無料プランまたは無料体験できるスクレイピングツールがあれば、気楽に試しましょう。
個人情報を守るサービスを選ぶ
個人情報を守るサービスを選ぶのは当たり前と思うかもしれませんが、スクレイピング業者の中にも悪質業者が混じっている可能性はあります。悪徳といってもウイルスを仕組んだりするのではなく、個人情報を販売するケースがあるみたいです。
個人情報が販売されたら、山のような営業メールが届くようになるでしょう。このような悪質な業者は無料のサービスに多いですが、無料の怪しいサービスを使うときは本名を書かず、メールアドレスも捨てアドを使った方がよいと思います。
無料サービスがすべて悪質とは言いませんが、無料サービスでも何らかの利益を求めているものです。ある無料サービスはアフィリエイト目的かもしれません。アフィリエイトだったら危害はありませんが、個人情報を販売されたら間違えなく危害が及びます。
アップデートの頻度が多いサービスを選ぶ
スクレイピングするサイトの構造が突然変わることはありますが、構造が変わったらスクレイピングできなくなる可能性があります。技術者であれば何とか対応できるかもしれませんが、一般の人は途方に暮れるでしょう。
このような悲劇を防ぐためには、アップデートの頻度が多いサービスを選ぶしかありません。アップデートの頻度が多いサービスはサイトの構造が変わっても、すぐに対応してくれるでしょう。
アップデートの頻度が多いサービスかどうかの見極めは難しいですが、公式ホームページである程度のことはわかります。
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効率性を求めるならばBright Dataのデータコレクター
世界に目をやれば、数え切れないほどのスクレイピングツールがあると思います。しかし秀逸なスクレイピングツールは少ないです。現時点で一番秀逸なスクレイピングツールは、Bright Dataのデータコレクターでしょう。
図を見たらわかると思いますが、有名なwebサービスはすべてテンプレート化しています。単にリンクを貼っているだけではなく、対象のサービスを選びフィルターをかけるだけで、スクレイピングができます。
データコレクターの魅力は他にも一杯ありますが、総合的に考えたら世界一のスクレイピングサービスだと思います。
スケジュール機能も秀逸で、定期的にスクレイピングしたい人は助かると思います。プログラマに便利なAPI関数も提供しています。
まとめ
まったくの初心者を対象にスクレイピングセミナーを実施しましたが、文字だけの説明になってしまいました。それでもスクレイピングの概略は、ご理解頂けたのではないでしょうか?機会があれば、動画によるセミナーも実施したいと思います。
スクレイピングはビジネスになりますが、ビジネスにするには効率性が大切です。効率性を具現化するためには、Bright Dataのデータコレクターを使うのが一番です。
Bright Dataの決済はクレジットカードとPayPalが使えるので、日本からでも気楽に契約できます。不安な方は、一ヶ月契約からはじめたらいいでしょう。
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