スクレイピングの相場はインターネットを見たら大体解ると思いますが、相場額を見て高いと思う人はいるでしょう。そのような人は、違う依頼先を見つけるか、自分でスクレイピングしましょう。
スクレイピングを一括りに論じる人がいますが、スクレイピングの内容には差があります。そのため工夫と努力次第では、相場よりも安くなる可能性があります。
スクレイピングの依頼を考えている人は業者に見積依頼を出す前に、本記事に書かれていることを確認してほしいと思います。
目次
こんなスクレイピングは相場よりも安くできる
これからは相場よりも安くなる可能性がある、スクレイピングの内容を解説します。
特定のキーワードだけ抽出する
何らかの目的で特定のキーワードだけ、抽出したいと考えている人はいるでしょう。スクレイピングで特定のキーワードを抽出することは可能ですが、相場よりも安くする方法はいろいろあります。
一番簡単な方法は「F4」を押し検索することですが、「F4」を押せば特定のキーワードがハイライトされます。また登場回数も解ります。

ただこれだけでは結果をパソコンに保存できないので、保存したい人は無料のスクレイピングツールを使うか、プログラミングができる人は簡単なシステムを構築したらいいでしょう。ココナラワーカーに依頼しても構いません。
プログラミングで特定のキーワードを見つけるときは正規表現を使ったらいいと思いますが、正規表現で見つけたキーワードは、データベースに格納したら後々便利ですよ。
画像情報だけ取得する
画像情報だけ、スクレイピングしたいことはあるでしょう。このような内容も、相場より安く実現できます。何故ならば画像情報を見つけるときは、「img src=”ファイル名”」のタグを探すだけで済むからです。
タグを探すときはサイトのHTML情報を取得する必要がありますが、プログラム言語によっては専用の関数があります。
非プログラマーでも、無料のスクレイピングツールを使えば画像情報を取得することは可能ですよ。技術者に依頼するときは、ココナラワーカーやクラウドワークスワーカーに依頼したら、比較的安いと思います。
価格だけ取得する

価格情報だけスクレイピングすることは可能ですが、構成が簡単なショッピングモールであれば、相場よりも安くなる可能性があります。構成が簡単なショッピングモールは対象のタグが解りやすいため、無料のスクレイピングツールでも取得は可能です。
インターネットを活用すれば、安いワーカーは見つかると思います。また従量課金制のサービスを利用すれば、相場よりも安くなる可能性があります。
従量課金制のサービスは日本国内ではあまりないみたいですが、海外にも目を向けたらそこそこあります。
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こんなサービスは相場よりも高くても仕方がない
相場よりも安くなる可能性があるスクレイピングの案件を紹介しましたが、逆に相場よりも高くても仕方がないスクレイピング案件もあります。
サイトの構成が複雑
すべてのサイトのソース画面は見えますが、サイトによってはJSON形式に変換していることがあります。JSON形式のソースからスクレイピングすることは可能ですが、一定の技術力がなければ難しいです。
このようなサイトのスクレイピングは、相場よりも高くなっても仕方がありません。スクレイピングする人の手間暇を考えたら、納得すると思います。
ドメイン単位のスクレイピング

ドメイン単位でスクレイピングすることは可能ですが、スクレイピングツールによっては対応していません。そのため、このようなサイトのスクレイピングも、相場よりも高くなりがちです。
ドメイン単位のスクレイピングが高いのは情報が多いからですが、有名なネットモールの情報であれば、欲しがる人は多数いると思います。
日本からはアクセスできないサイト
稀ですが、日本からアクセスできないサイトはあります。このようなサイトは特殊な方法でアクセスするしかないので、相場よりも高くなっても仕方がありません。自分の経験上、外国の動画サイトに比較的多いです。
アクセスできないのは、おそらくはIPアドレスで弾いているからだと思います。IPアドレスには国情報も含まれているので、海外のIPアドレスかどうかは直ぐに解ります。
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本格的なスクレイピングツールの条件
これからは、本格的なスクレイピングツールの条件を解説します。
4つの条件
条件を詳しく見ます。
複雑な構成のサイトにも対応している
有名なサイトの情報は多くの人が欲しがりますが、サイトの構成が複雑で、スクレイピングできなければ、結局は業者に依頼するしかありません。しかし業者に依頼したら、かなり高い見積を覚悟しなければいけないでしょう。
本格的なスクレイピングツールは、構成が複雑なサイトにも対応しているケースが大半です。むしろそれをウリにしているところがあります。
有名なwebサイトの情報は多くの人が入手したいと思っているので、スクレイピングツールで簡単に収集できたらビジネスにすることができるでしょう。
ドメイン単位でスクレイピングできる

ドメイン単位でスクレイピングできることも、本格的なスクレイピングツールの条件です。Amazon、YouTube、Instagram、Facebookなどはドメイン単位でスクレイピングしなければ意味がありませんが、本格的なスクレイピングツールを使えば簡単に実現できます。
ドメイン単位でスクレイピングするので課金額は高くなる可能性がありますが、世の中のニーズを考えたら利用する価値はあるでしょう。
あらゆるタグが指定できる
スクレイピングは対象のタグを見つけ、タグに囲まれたデータを収集するのが基本です。そのため、あらゆるタグが指定できるツールでなければ意味がありません。指定できるだけではなく、簡単に操作できるのも大切なポイントです。
タグを指定するときは、タグのタイプも一緒に指定できたら便利です。画像情報であれば画像と指定でき、価格情報であれば価格と指定できたら便利です。タグのタイプを指定することで、誤検出する可能性が低くなります。
外国のIPアドレスが指定できる
外国のサイトの中には、日本からはアクセスできないものがあると言いました。しかしそのようなサイトでも、現地のIPアドレスに乗り換えたら、日本からでもアクセスできるようになります。
現地のIPアドレスに乗り換えたら怪しまれる可能性が低くなるので、頻繁にスクレイピングする人は助かると思います。
現時点で総合力ナンバーワンはBright Dataのデータコレクター
数は少ないですが、世界に目をやれば、本格的なスクレイピングツールは見つかります。その中で一番総合力が高いのは、Bright Dataのデータコレクターです。あらゆるタグは指定できるし、ドメイン単位でもスクレイピングできます。
またプロキシサーバー業者なので、海外のIPアドレスも指定できます。Bright Dataのデータコレクターは本格派ですが、経済的な価格帯なので、関心のある方は一度試してくださいね。
まとめ
スクレイピングを相場よりも安くする方法を解説しましたが、本記事で解説したことは有意義だと思います。スクレイピング業者によっては相場よりも高い見積を出す可能性がありますが、本記事の内容を参考にすれば、妥当な価格がどうかが解ると思います。
一番の安上がりはBright Dataのデータコレクターを使用することですが、Amazonなどの巨大サイトは、ライブデータセットの方が安くなるかもしれません。Bright Dataは世界をリードする、スクレイピングサービスをいくつか提供しています。
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