スクレイピングする目的によっては、複数ページを対象にしなければいけません。門外漢の人は単ページも複数ページも同じだろうと思うかもしれませんが、よくよく考えたら複数ページのスクレイピングには問題があります。
この問題について論じている記事は少ないようですが、本記事では複数ページをスクレイピングする問題点と対策について考察します。
スクレイピングは今後さまざまな業種で活用される可能性がありますが、複数ページをスクレイピングするときは参考にしてください。
目次
複数ページをスクレイピングする問題点
複数ページをスクレイピングするためのライブラリもありますが、ライブラリを使っても場合によっては成功しない可能性があります。以下では詳しく解説します。
サイトの構造がマチマチ
htmlが理解できる人であればわかると思いますが、サイトによってタグの使い方は異なります。CSSを多用しているサイトもあれば、簡単なタグだけで構成されているサイトもあります。またタグが入れ子状態になり、対象のタグがわかりにくいサイトもあるでしょう。
スクレイピングはタグを参照しデータを抽出しますが、タグの使い方がマチマチだったら、サイトによってスクレイピングの方法を変更しなければいけません。
ループしにくい
サイトの構造がマチマチなのと関係していますが、サイトの構造がマチマチだったらプログラミングでループしにくいです。必要なデータが同じタグで囲まれていたらループ処理はしやすいですが、違うタグを使っている場合はループが困難です。
その都度対象のタグを指定したら可能だと思いますが、対象のサイトの数が多ければ結構時間がかかります。
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スクレイピングツールが一番便利
スクレイピングをするときは、スクレイピングツールが一番便利です。以下ではその理由を解説します。
スクレイピングツールはタグを意識しなくてもスクレイピングができる
例外はありますが、スクレイピングツールはタグを意識しなくてもデータの収集ができます。基本的には収集したいデータをピックアップしフィルターにかけるだけなので、効率よく複数のサイトがスクレイピングできます。
後である程度は整形する必要がありますがステップ数はかなり少ないので、10個ぐらいの複数サイトであっても問題はないでしょう。
有料のスクレイピングツールはアップデートが早い
有料のスクレイピングツールは、利用者に優しいです。サイトはスクレイピング防止のために、サイトをスクレイピングしにくい構造にすることがありますが、構造が変わればまったくスクレイピングできなくなる可能性があります。
そうなれば新しい構造に合わせるしかありませんが、有料のスクレイピングツールは顧客を逃すのが怖いので、いち早く対応策を取るでしょう。いち早く対応策を取ってくれたら、スクレイピングをビジネスで活用する人は助かるでしょう。
有料のスクレイピングツールはサポートがある
スクレイピングの方法がわからなくて躓くことはあると思いますが、サポートセンターがあったら相談できるので安心です。無料のスクレイピングツールもマニュアルを作成していますが、マニュアルを読んでも解らないことは多々あります。
そのような時は誰かに相談するしかないですが、身近に経験者がいなければ相談相手を見つけるのは難しいです。
有料のスクレイピングツールであれば必ずサポートがあるので、不明点はすぐにメールで質問できるので安心ですね。
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外国産のスクレイピングツールは日本語化がポイント
外国製のスクレイピングツールは英語でマニュアルが書かれているので、理解できないという声をときどき聞きます。しかしBright Dataのスクレイピングツールであれば、さほど心配をすることはないと思います。
Bright Dataのスクレイピングツールは日本語化が進んでいて、英語がわからなくても操作できます。
Bright Dataツアー
動画ではBright Dataの操作の流れを紹介していますが、スクレイピング関係のサービスは現時点では3つありますね。
ライブデータセットは有名webサービスのデータが、数ステップで取得できます。
データコレクターは自ら取得したいデータを決め操作するサービスですが、ウィザード形式なのでさほど迷うことはないと思います。
サーチエンジンクローラーは最近できたサービスですが、主要なサーチエンジンからデータを収集してくれます。途中で支払い方法を案内しているウインドウが出ていますが、お試しだけの人は無視してください。
プログラマ以外は関係ありませんが、Bright DataはAPI関数を提供しています。動画ではPHPを選択していますが、pythonなども利用できます。
Bright Dataのスクレイピングサービスは明瞭会計なので安心
動画には映っていませんがライブデータセットでサービスを選択すると、自動的に請求額が出るようになっています。請求額はドルで表示されていますが、Bright DataはクレジットカードとPayPalが利用できるので、スムーズに支払いできます。
残念なことですがプロキシサーバー業者とスクレイピングサービス業者の中には、怪しい業者も混じっています。怪しいといっても個人情報を売買する類いのものですが、無断で個人情報を販売された人はたまりません。
個人情報が無断で販売されたら、翌日から山のような営業メールが来ると思います。
Bright Dataと契約すれば、このような心配は無用です。Bright Dataは外国の有名企業も利用しているサービスで、勝手に課金されたり、個人情報が売買される心配はありません。
Bright Dataの支払い方法の整理
Bright Dataの魅力はわかったけど、外国の企業なので心配だ。この気持ちは解りますが、請求方法を見たら安心すると思います。
クレジットカードはクレジット会社が料金を先に支払い、後で利用者に請求するサービスです。外国のサービスの場合、クレジットカード会社独自のレートが適用されますが、法外なレートではありません。レートが気になる方は、クレジットカード会社のホームページをチェックしてください。
PayPalはオンライン決済サービスですが、世界的に有名なサービスです。私は海外のネットショップから商品を購入することが多いですが、いつもPayPalで支払っています。PayPalは銀行口座または、クレジットカードと連携させる必要があります。
私は銀行口座と連携させているので、支払った額は直ぐに引き落とされます。PayPalも独自のレートで決済していますが(外国のサービスのみ)、法外なレートではありません。
まとめ
複数ページをスクレイピングする問題点を解説しましたが、自らコードを書く人は、記事で解説した問題点を考慮してコーディングした方がよいでしょう。
非プログラマは既存のスクレイピングツールを使って、スクレイピングした方が効率的です。紹介したBright Dataのスクレイピングツールは超効率的なので、スピードが大切なビジネスに向いています。
法人であれば無料で体験できるので、関心のある方は一度試してくださいね。
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