スクレイピングでネットモールの在庫を知るのは、案外難しいです。その理由は、在庫数が明記されていないことが多いからです。
東南アジアで有名なshopeeは在庫数が表示されていますが、ソース画面には表示されていません。ネットモールの在庫数を知ることは簡単ではありませんが、さまざまな技術やAPI関数を利用したら可能だと思います。
本記事ではスクレイピングで在庫を調べる方法ではなく、スクレイピングで在庫管理をするメリットを主に解説したいと思います。
目次
在庫の有無の表示は各ネットモールによって異なる
ネットモールにおける在庫の有無の表示方法を見ます。
Amazonでの確認方法
Amazonの在庫の有無の確認は「在庫あり」の表示で解ります。「在庫あり」と表示されていたら、在庫があると判断できます。商品によっては、残り○点と表示しているケースもありました。
残り数の表示もソース画面から見ることができたので、スクレイピングは難しくないと思います。ただAmazonは流通量が多いので、本日の結果が明日になると変わっている可能性があります。
楽天での確認方法
楽天の在庫の有無を確認するときは、店舗ごとに確認するしかないようです。ある店舗では在庫状況を明示していましたが、あるショップでは在庫の有無は明示していませんでした。
それでも在庫数を超える注文をしたら「購入可能数を超えている」との表示があるので、在庫の有無を確認することは不可能ではないと思います。
Qoo10での確認方法
Qoo10をチェックしましたが、Qoo10も在庫の有無の表示はありませんでした。ただあまりにも多くの数字を打ち込むと、「可能注文数」の表示が出てきました。
発送日の表示がある店舗は在庫があると判断できますが、ショップが設定した在庫数を超えるとシステムが受け付けない可能性があります。
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スクレイピングで在庫管理をする際の知恵
これからはスクレイピングで、在庫管理をする際の知恵を解説します。ただ解説する在庫管理は転売に役立てるものなので、通常の在庫管理とはノウハウが異なります。
安く仕入れることができるネットモールを探す
転売の基本は可能な限り安く仕入れて、適正価格で販売することです。凄くシンプルですが、この基本を実行するかどうかで転売ビジネスの成功は決まると思います。
私は以前Amazonで仕入れてQoo10で転売した経験がありますが、その際は両ネットモールの在庫と価格が表示されるシステムを活用していました。
ネットモールから仕入れる人は、プログラミングできる人がスタッフにいた方が便利だと思います。上記のようなシステムを構築できたら、転売ビジネスは加速化すると思います。
常にチェックする
在庫状況は常に変化します。そのため逐一とは言いませんが、一日に一回はスクレイピングでチェックした方がいいと思います。
スクレイピングしたデータは、Excelに転記することをおすすめします。オンラインで確認することも可能ですが、セキュリティのことを考えたらローカルのExcelでチェックした方が安全です。
多くのスクレイピングツールはCSVファイルで出力してくれるので、Excelに取り込むことは難しくはありません。ExcelだけではなくAccessに取り込むことも可能です。
時間帯に気を配る
マンモスネットモールは多くの人がアクセスするので、スクレイピングする時間帯に気を配ることが大切です。
多くの商品の在庫状況をスクレイピングで調べたら、想像以上に負荷がかかる可能性があります。
場合によっては一気にスクレイピングするのではなく、分割してスクレイピングすることも大切です。
深夜帯に実行するときは、スケジュール機能があるスクレイピングツールが便利だと思います。
スクレイピングで在庫管理をするメリット
スクレイピングで在庫管理をするメリットを考えます。
仕入れのスケジュールが組みやすくなる
スクレイピングで在庫状況が解れば、仕入れのスケジュールが組みやすくなります。言うまでもありませんが、在庫がゼロならば仕入れることはできません。
また在庫数が極端に少ない場合は、一日も早く仕入れなければいけません。転売は仕入れが命ですが、成功している転売屋は常に在庫に目を向けています。
プログラミングできなくても在庫情報が取得できる
スクレイピングツールを使えば、プログラミング知識がなくても在庫状況は取得できます。（ネットモールによっては難しい可能性あり）
最近のスクレイピングツール・スクレイピングサービスは、複雑なスクレイピングにも対応しています。そのため本来は難しい在庫状況のスクレイピングであっても、相談すればスクレイピングしてくれる可能性はあります。
世界中の商品の在庫状況が把握しやすい
スクレイピング技術を活用すれば、世界中の商品の在庫状況を把握することも可能です。世界中の商品の在庫状況が解れば、世界を舞台に転売活動ができます。
最低限英語と中国語は理解しておいた方がいいですが、流暢である必要はありません。辞書なしで７割以上読める能力があれば十分です。
万が一難しい単語が登場した場合は、オンラインの翻訳ツールで調べてください。
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在庫管理は本格的なスクレイピングサービス
スクレイピングで在庫管理をする人は、本格的なスクレイピングサービスを選んでください。何故ならば、サービスの範囲が広がる可能性が高いからです。
リクエストに柔軟に対応してくれる
在庫状況が解れば仕入れのタイミングも解りますが、うっかり在庫状況を見逃す可能性はあります。しかしメールで通知してくれたら、忘れる可能性は低いです。
実装する側は顧客のメールアドレスさえ解れば簡単に実現できるので、さほどコストはかからないと思います。
自社のネットモールであれば、自動発注をアシストするサービスを実装してくれるかもしれません。
ネットショップを運営していたらいろいろな雑務が発生しますが、本格的なスクレイピングサービスに依頼すれば、雑務が自動化できる可能性があります。まずは信頼できるスクレイピングサービスの営業員に相談しましょう。
言葉の壁を越えることができる
本格的なスクレイピングサービスを運営している会社は、外国企業が多いです。そのため外国のネットモールの在庫状況を確認するときは、言葉の壁がありません。また有益なアドバイスをくれる可能性もあります。
今後のネットショップは世界と繋がる可能性が高いですが、日本語が解るスタッフがいたら大変心強いですよ。
拡張性がある
本格的なスクレイピングサービスはクラウド型が多いため、拡張性は高いです。在庫管理だけのためにスクレイピングサービスを利用してもいいですが、少々勿体ない気がします。
本格的なスクレイピングサービスだったら、在庫管理機能だけではなく、在庫管理に付随するサービスにも対応してくれると思います。
スクレイピングとクラウドの相性はバッチリなので、今後のスクレイピングサービスの質に期待しましょう。
まとめ
スクレイピングと在庫管理について解説をしましたが、スクレイピングの守備範囲って本当に広いですね。
今は流通の中心はネットモールになっていますが、ネットモールの世界で勝ち抜くためには、スクレイピングを活用した方が有利です。
ネットモールの進化に伴い、スクレイピングサービスも進化しています。もし予算の都合がつくようであれば、是非ともスクレイピングサービスを利用してください。
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