プロキシに証明書がないリスク

プロキシ 証明書
AIで暗号の解読

インターネットの世界でも証明証は存在します。

プロキシにも証明証が必要です。

ところでなぜ証明証が必要なのでしょうか?

その理由を突き詰めて考えた人は少ないのではないでしょうか。

本記事ではプロキシにおいても証明証が必要な理由と、証明証の発行方法についても触れます。

証明証が必要な理由

証明証がなければどのような危険があるのかを考えます。

データは平文で流れる

SNSを利用している人は多いと思われますが、書き込んだデータはwebサーバーという場所に送られます。

しかし何もしなければ平文で流れるため、パケットが傍受されたら内容は筒抜けです。

クレジットカード情報やログイン情報が平文で流れたら、・・・

プロキシ 証明書
プロキシにも証明証はある

おそらくはクレジットカードの不正利用、不正ログインに繋がるでしょう。

このような危険を避けるため、大切なデータを送るときは暗号化して送ります。

暗号化しても不正目的だったら意味がない

データが不正目的で暗号化されたら、暗号化自体の意味がなくなります。

もちろん暗号化した人は復元できるので、暗号化は単なるカモフラージュです。

このような問題を避けるには、信頼のできる人が「本当に暗号化したよ」という証明証が必要になります。

いわば暗号化通信は信頼の上に成り立つものなのです。

プロキシサーバーにおいても証明証は必要

プロキシサーバーを間に挟んだら安全な通信ができると思っている人がいるかもしれませんが、それだけでは安全な通信は実現しません。

プロキシサーバーも基本的な通信の流れは同じ

クライアントが入力したデータは一旦プロキシサーバーに送信されますが、送信後はプロキシサーバーからwebサーバーに送信されます。

これがプロキシサーバーの通信経路ですが、この場合も何もしなければ平文でデータは流れます。

クライアントからプロキシサーバーに送信する際にパケットの中身が傍受される可能性だけではなく、プロキシサーバーからwebサーバーにデータを送信する際にも、パケットの中身が傍受される可能性はあります。

解決するには二つの過程を暗号化するしかありません。

完全な暗号化を実現させるには両者のセキュリティ対策が必要

完全な暗号化を実現させるには、プロキシサーバー側とwebサーバー側の緻密な対策が必要です。

この対策は非常に難しいため、熟練した技術者でなければ実行が難しいでしょう。

ただ技術力があってもモラルに欠けている技術者の場合、データを悪用する可能性があるため契約するときは技術力だけではなく、信頼性も見極めなければいけません。

プロキシと証明証の詳細

プロキシと証明証の詳細について解説します。

企業ネットワークの場合

企業情報を盗む事例は多く、中にはセキュリティホールの穴を見つけて、攻撃することもあります。

このような攻撃を安く且つ未然に防ぐには独自の証明証を発行するのが効果的だと思われますが、ユーザーのマシーンからプロキシサーバーにデータを送信する際に利用する証明書と、プロキシサーバーから外部サーバーにデータを送信する際に必要な証明証があります。

実行する場合は独自の証明証をインストールし、独自認証局を信頼される処理をすることが大切です。

Mermaid.jsでも処理は可能なので、試したい方はドキュメントを参考にしてください。

完全に処理をした後に不正アクセスがあった場合はエラーが出る

このような処理をしたら他の証明証を使ってもエラーが出ます。

ただきちんと処理をしなければセキュリティホールが発生する恐れがあるので、実装するときはロジックを一つ一つ検証することをおすすめします。

セキュリティホールに気付いた場合は徹底的に根絶しましょう。

重要なデータが漏洩することは企業イメージを損なうだけではなく、損害賠償が発生する恐れもあります。

証明証の内容と証明証選びのポイント

証明証の内容と証明証選びのポイントを解説します。

認証局(CA)が保証しているか否か

信頼できる認証局(CA)が保証していなければ証明証の意味がありません。

このような背景があるので、内容には保障しているとの一文があります。

もし保障していない場合はエラーが出るので、不正アクセスだと判断できます。

証明証選びのポイント

予算が許すのであれば、有名な認証局が発行している証明証を選びましょう。

予算が乏しい場合は独自の認証局を構築するのが良い方法だと思いますが、この場合はセキュリティホールが発生する恐れがあるので、念には念を入れて構築することが大切です。

プロキシ 証明書
認証局は信頼性が大切

一般的に独自の認証局はプライベート認証局と呼ばれていますが、OpenSSLなどの専用のソフトウェアが必要です。

この場合はインストールして終わりではなく、CA証明書の作成と中間認証局の構築が必要です。

プライベート認証局を構築したあとは、サーバー証明書を発行↦webサーバーで証明証の設定↦クライアント側でルート証明証を発行する流れになります。

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簡単にプロキシ証明証を発行するには?

簡単にプロキシ証明証を発行する方法を解説します。

証明証が組み込まれているプロキシサービスを利用する

大手のプロキシサービスには最初からプロキシ証明証が組み込まれていることが多く、導入の敷居は低いです。

簡単な設定は必要ですがマニュアルが整備されていたら、さほど苦労することなく証明証は発行できるでしょう。

大手のプロキシサービスの価格は若干高めですが各種サービス込みの価格になっているため、トータルで見たら極端には高くはありません。

自力で認証局を構築する人はOpenSSLなどの専用ソフトウェアを利用

OpenSSLによるプライベート認証局の構築は技術力が必要ですが、専用のソフトウェアを使わない場合と比較したら、かなりステップは簡素化できます。

メジャーなプログラム言語はOpenSSLが利用できるようになっていますが、極端に実装は難しくはありません。

仮にOpenSSLよりも便利なソフトウェアが登場したら、乗り換えを検討しましょう。

暗号の解読はAIの登場で簡単になっている

テレビで視聴しましたがAIを活用して暗号を解読するケースが増えているようです。

このようなケースでも信頼できる認証局であれば不正アクセスだと見抜いてくれる可能性はありますが、100%防止できるかといえば断言はできません。

およそ人間が構築したものには完全なシステムはないので、常に最新の技術を導入することが大切です。

プロキシ 証明書
AIで暗号の解読

クライアント側でできることがあれば、迷わずに実行することが大切です。

今は絵空事だと思う人がいるかもしれませんが、技術情報が広く公開されるようになると、AIが証明証のセキュリティホールを見つける可能性はゼロではありません。

このようなことを考えると、秘匿情報は徹底的に秘匿すべきです。

世の中には優秀なハッカーが一杯いるので、僅かの技術情報を手がかりに、セキュリティホールが狙われる危険性は常にあると認識することが大切です。

まとめ

プロキシと証明証をテーマに解説しましたが、企業情報の流出が増えるにつれ証明証の重要性は増すでしょう。

証明証の存在を深読みすると、最初から証明証の偽造を念頭に置いていたことが分かるのではないでしょうか。

あらゆる証明証は証明する人の信頼性が重視されますが、プロキシサーバーにおいても同じです。

もし胡散臭い認証局が証明証を発行しても、誰も証明証の価値を信じないでしょう。

昔は非暗号化通信(http)が当たり前でしたが、その頃はデータが平文で流れていたので重要なデータは、郵送で送っていたレンタルサーバーがありました。

今後webサービスを構築する人は、データの暗号化と証明証の重要性を常に意識してください。

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