rdsプロキシはシステム開発者用のツールですが、メリットは大きいです。
私もシステム構築の経験があるので分かりますが、構築後のメンテナンスの方が大切です。
メンテナンスも大切ですが、ユーザーの利便性と安全性の確保も必要です。
rdsプロキシはユーザーの利便性と安全性に寄与するもので、大規模なシステムには欠かせないものになりつつあります。
本記事ではrdsプロキシを徹底解説します。
目次
rdsプロキシの概略
rdsプロキシの概略を解説します。
rdsプロキシはAmazonのサービスで、多くの利用者がいます。
rdsプロキシはデータベースに活用できる
みなさんはSNSを利用したことがあると思いますが、利用する前に会員登録をしなければいけません。
ログインする時はユーザー名とパスワードを入力するのが一般的ですが、ユーザー名とパスワードを含む会員情報はデータベースに保存されています。
チューニングは必要ですが、データーベースに100万件以上のレコードを格納することも可能です。
しかしデータベースが肥大化すればするほど、さまざまな問題が生じやすくなります。
rdsプロキシはそれらの問題を解決するときに、効果を発揮します。
接続の負荷を軽減
データベースに何回も何人もアクセスしたらデータベースに負荷がかかり、エラーを吐き出す可能性があります。
rdsプロキシを活用すれば接続ブーリングができるため、オーバーヘッドが削減できます。
接続の開閉は想像以上に負荷がかかるため、大人数がアクセスするときは本当に助かります。
一般的にデータベースには大切なデータが保存されているので、オーバーヘッドでデータを呼び出せないことがあれば、多くの利用者に迷惑がかかります。
ダブル認証ができる
一般のデータベースはユーザー名とパスワード認証がありますが、rdsプロキシを活用すれば、二段階認証が実現できます。
二段階認証を採用すれば、セキュリティ強度が上がるのは言うまでもありません。
rdsプロキシへの接続はIAM認証を活用することができますが、IAM認証について解説します。
IAM認証とは
IAM認証とは企業のアプリケーションやクラウドサービスで利用する複数のIDを管理するための仕組みで、大多数の利用者がいる企業は助かるでしょう。
アクセス権限もコントロールできるので、大切な情報は極秘にすることも可能です。
IAM認証はセキュリティ強度が高くなるだけではなく、生産性もよくなるので今後は需要が増すことが予想されます。
フェイルオーバー機能は緊急時に助かる
フェイルオーバー機能は元の DB インスタンスが使用できなくなった場合、スタンバイデータベースに接続する機能です。
アプリケーションの再接続は不要なので、緊急時であってもユーザーに不便をかけることはありません。
最近のwebサービスは必ずと言っていいほどデータベースを利用していますが、一部のサービスはデータベースがクラッシュして動かなくなることがあります。
そんな場合でもrdsプロキシを活用すれば、最悪の事態を避けることができるので、管理者の負担は大幅に減少するでしょう。
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rdsプロキシを利用する方法
rdsプロキシを利用する方法を解説します。
公式サイトから申し込む
https://aws.amazon.com/jp/rds/proxy/
上記は公式サイトですが、無料利用枠を用意してくれているので、試してみたい人は申し込んでください。
Amazon RDS for PostgreSQL
Amazon RDS for MySQL、
Amazon RDS for MariaDB、
Amazon RDS for SQL Server
利用可能なデータベースを挙げましたが、いずれも有名なデータベースですね。
レンタルサーバーが提供しているデータベースはMySQLとMariaDBが多いみたいですが、それらのデーターベースを活用しwebサービスを展開したい人は、rdsプロキシを利用する価値はあるでしょう。
コードの改変は不要
多くのAPIサービスは接続の為にコードを書く必要がありますが、rdsプロキシは基本的にコードを改変する必要がありません。
ただデータベースの設計やデータベースを使用したアプリケーションは、プログラミングの知識が必要なので、社内にエンジニアを常備させるか、いつでも連絡が取れる外部スタッフを雇う必要はあるでしょう。
それでもrdsプロキシでデータベースを管理できるのは大きなメリットがあるので、システム会社以外でも必要になることはあるでしょう。
会員制サイトのデーターベースに保存している個人情報などは外部のスタッフに見せたくないものですが、rdsプロキシを活用すれば外部スタッフのアクセスも規制できます。
料金体系は明瞭
料金体系は明瞭で1 時間未満の場合は、10 分が最低料金です。
個別の見積も可能なので、料金体系に不安がある人は一度担当者に相談してください。
https://calculator.aws/#/
英語ですが自動料金計算システムもあります。
利用するプロキシが選べる
利用するプロキシも選べます。
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなどにプロキシが設置されています。
利用するプロキシによって料金が変わることはあるので、まずは自動料金計算システムを利用したり個別の見積サービスを利用して料金を確かめてください。
プロキシの設置場所によってレスポンスが変わる可能性はあるので、選ぶ時はその点も注意して選んでください。
無料枠には種類がある
rdsプロキシには無料枠がありますが、無料枠にも種類があります。
利用するサービスによって異なりますが、詳細は公式ページを参考にしてください。
無料利用枠のストレージは少なめですが、体験するぐらいであれば十分な容量なので、関心のある方は先ずは無料枠から始めましょう。
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rdsプロキシと既存のプロキシサービスの違い
rdsプロキシと既存のプロキシサービスの違いを見ます。
rdsプロキシは管理の為のシステム
rdsプロキシもプロキシですが、管理の為の性格が強いです。
今は個人情報の管理が厳格化されていますが、可能な限り簡単に管理したい人はrdsプロキシを選ぶ価値はあるでしょう。
対して既存のプロキシサービスですが、付加価値付きで提供しているケースが目立つようになっています。
プロキシ経由でwebサイトにアクセスするのは情報の収集の為だと思いますが、大手のプロキシサーバーは情報収集の強い味方であるスクレイピング機能も提供していることがあります。
またIPアドレスがかなり多く、さまざまな国のIPアドレスを使いたい人は、既存のプロキシサービスを使った方がいいかもしれません。
既存のプロキシサービスだったらBrightdataがおすすめ
既存のプロキシサーバーはいろいろありますが、総合的に考えたらBrightdataを一推しします。
一推しする最大の理由は信頼性と技術力の高さです。
Brightdataはプロキシサービスとしても一流ですが、スクレイピングツールに関しても一流です。
Brightdataは情報収集のプロで、優れた技術があります。
まとめ
rdsプロキシについて解説をしましたが、情報化社会のニーズから生まれたサービスだと言えます。
一般的にデータベースの管理は特別なスキルがなければ難しいですが、rdsプロキシを活用すれば、技術者でなくてもデータベースの管理をすることは可能です。
今はシステム会社以外でもデータベースを使う時代なので、簡単に顧客管理ができるrdsプロキシは現場の強い味方です。
無料枠があるので、是非一度お試しください。
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