ISPプロキシと住宅用プロキシは同じでしょうか?
住宅用プロキシのIPアドレスはISPのIPアドレスを使っているので、同じ仕組みのように見えます。
本記事ではISPプロキシと住宅用プロキシの特徴を書く過程で、両者の違いについても解説します。
この問題を語れば専門的になりがちですが。いつも通り門外漢の人にも分かりやすいように、平たい言葉を使います。
この記事がきっかけで、プロキシに関心を寄せる人が増えたら望外の幸せです。
目次
それぞれの特徴
両者の特徴を見ましょう。
ただサービス業者によっては例外になるケースもあるので、ここでは一般的な特徴を解説します。
ISPプロキシの特徴
ISPプロキシはISPから購入またはリースする静的住宅用プロキシのことです。
IPアドレスの管理はデータセンターにあるサーバーが担っています。
データセンターが一手に管理しているので、リクエストの処理が早いです。
ただ住宅用プロキシと比較すればIPアドレス数が少なく、また同時処理可能な能力が低いため、中規模程度のサイトに向いています。
住宅用プロキシの特徴
住宅用データリクエストは、実際のデバイスを経由します。
ISPプロキシと比較すればステップ数が多いため、データ取得にかかる時間が若干長くなる傾向にあります。
ただ実際のデバイスを経由するため、大規模なサイトでもブロックされることが少ないです。

所有するIPアドレスは、ISPプロキシのIPアドレスと比較するとかなり多いです。
勿論プロキシなので、匿名性が維持されるのはいうまでもありません。
優劣をつけるのは間違い
両者を比較すれば住宅プロキシに優位性があるように見えますが、実際は設備の規模だけで決められるものではありません。
選択する際のポイント
両者にはそれぞれの特徴があるため、選択基準を明確にする必要があります。
選択基準の項目には以下があります。
- ターゲット
- IPアドレス数
- コスト
- サポートの質
- 通信速度
ターゲット
ターゲットを明確にすることは非常に大切です。
マンモスサイトでセキュリティ管理が厳しい場合は、住宅用プロキシが向いています。
ただこのようなケースは非常に少ないので、最初はISPプロキシでいいかもしれません。
IPアドレス数
多くの国にアクセスする時はIPアドレスが多い方が何かと便利ですが、一般的には住宅用プロキシのIPアドレスの方が多いです。
しかしターゲットが少ない場合は、ISPプロキシが有しているIPアドレス数でも十分に間に合います。
ただ徹底的にブロックをかいくぐるには、住宅用プロキシの方に優位性があります。
コスト
本来比較すべきものではないですが、一般的にはISPプロキシの方が高めです。
コスパとは望む機能が想定よりも安い時に考えることなので、最初から数字だけ見て判断するのは早計というものです。
それでも予算は安ければ安いほどいいのが利用者の本音なので、価格の安さだけに注目する人は、住宅用プロキシの最安プランを検討すればいいのではないでしょうか。
サポートの質
サポートの質は機能とは本来関係ないものですが、優秀で経験豊富なサポート要員が揃っているサービス業者は、サポートの質が良い傾向にあります。
サポートの質はホームページからでもある程度は判断できますが、できれば質問に対する対応で判断した方がいいでしょう。
また返信速度もチェックしたいものです。
返信の質が良く、返信速度が速いサービス業者は、サポートが良いと断言してもいいのではないでしょうか。
通信速度の質
通信速度を見極めるときは、評判を参考にするのがいいでしょう。
あまりにも悪評が多かったら、実際に使って確かめましょう。
体験中に通信速度が酷く遅かったら、導入するのは止めましょう。
なぜプロキシ経由のIPアドレスはブロックされるのか?
プロキシ経由のIPアドレスがブロックされやすい原因を考えます。
スパムと勘違いされる
例外はありますがプロキシ経由のアクセスは、webサイトに負荷をかける可能性があります。
実際に調査したら怪しいIPアドレスではないこともありますが、急な負荷ををかけるアクセスは警戒されがちです。
webサイトは一つ一つのIPアドレスを調査する時間がないため、一斉にブロックすることが多いです。
IPアドレスでブロックされたら、そのIPアドレスではアクセスできません。(※ブロック処理されたwebサイトに限る)
ブロック対策のためプロキシサーバ業者は多くのIPアドレスを有している
この問題は昔から指摘されており、そのためプロキシサービス業者は多くのIPアドレスを有することで対策を立ててきました。
一つのIPアドレスがブロックされても違うIPアドレスに乗り換えたら問題は解決するので、プロキシサーバーを使って対策するのが一番簡単なのではないでしょうか。
しかしいくら多くのIPアドレスを有していても、海外のIPアドレスの場合は乗り換えてもブロックされる可能性があるので注意が必要です。
完全にブロック対策しようと思えば、同じ地域のIPアドレスを多く有しておく必要があります。
さまざまなブロック対策の技術が確立されてきた
CAPTCHAを始めとするブロックサイトの技術が、確立されてきたのも見逃すことはできません。
技術が確立され誰もが使えるようになれば、技術者以外でもブロック対策はできるようになります。
今後この流れは加速化すると予想されるので、プロキシサービス側は対策の上をいく技術を確立するしかありません。

ただここまで高度な技術を確立しようと思えば潤沢な予算と専任スタッフが必要なので、実行できるプロキシサービス業者は少ないと思われます。
ただブロック対策には多くの知恵が集まりやすい傾向にあるので、ブロック対策の上をいくのは本当に大変なことです。
こんなことができるプロキシサービス業者は、世界に目を向けなければなかなか見つかりません。
プロキシ将来の展望
将来的にプロキシは、当たり前のように使われると予想します。
インターネットから情報を収集するのは当たり前になっていますが、頻繁にブロックされるようでは、ビジネスでは使えません。
プロキシはブロックをかいくぐる有力な方法ですが、比較的安いので助かります。
プロキシの歴史は長い
プロキシの歴史は結構長いですが、長く愛用されてきたのには理由があります。
私がもっとも納得する説は、簡単に導入できることです。
プロキシの敷居がもの凄く高かったら使用人口は少なく、歴史を積み重ねることもなかったと思います。
プロキシは歴史がありながら現在進行中の技術です。
現在進行中と表現したのは常に新しい技術が組み込まれるからですが、将来はAIが組み込まれるのではないかと予想します。
一見親和性がないようですが、探したい情報をピンポイントで探すにはプロキシが一番です。
AIも進歩しプロキシも進歩したら、両者は車の両輪のような役割を果たすのではないかと思います。
まとめ
ISPプロキシと住宅用プロキシを比較しましたが、単純に比較はできないのが結論です。
ただ費用とブロックをかいくぐる技術に注目したら、住宅用プロキシに分があるのではないでしょうか。
ただ安くても品質が悪ければ意味がないので、選ぶときは評判もチェックしたいものです。
世界の有名企業も使っているプロキシサービス業者であれば、多くの人が満足するでしょう。
世界の有名企業も使っているプロキシサービス業者は、対応が丁寧なので契約後に困ったことがあっても安心です。
対応の丁寧さはもっとも大切なことで、これを無視したら最適なプロキシサービス業者を選ぶことは難しいです。
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