プロキシにも認証はありますが、果たして安全なのでしょうか?
この答えはケースバイケースですが、認証そのものは安全に寄与するものであることは議論の余地がないでしょう。
最近はプロキシを標的にしたハッカー攻撃が増えていますが、プロキシ認証を強固にすれば防げることが多いのではないでしょうか。
本記事ではプロキシ認証の基本から、プロキシ認証の安全性について解説します。
目次
プロキシ認証の概略
プロキシはブラウザ経由でアクセスするのが一般的ですが、ここではより詳しく見ます。
ブラウザのプロキシ設定には接続情報しかない
ブラウザのプロキシ情報を見ると、プロキシのアドレスとポートしか入力できないようになっています。
アドレスとポートさえ正しければ接続は可能だと思いますが、ただこの方式だと誰もがアクセスできます。
この方式の脆弱性を利用して入室するハッカーはいるでしょう。
ところが途中にプロキシ認証を設ければ、いくらハッカーといえども、簡単には入室できません。
プロキシ認証を採用している場合は認証画面が出てくる
ブラウザによって多少は認証画面のデザインが異なるかもしれませんが、基本的には「アドレス」と「ポート番号」を入力する仕様になっています。
アドレスとポート番号はプロキシサービスから教えてもらえますが、入力する際はコピー&ペーストすれば間違いはないでしょう。
あと忘れてはいけないことは、プロキシ接続をオンにすることです。
スポンサーリンク
認証の種類
プロキシ認証の種類は一つではありません。
HTTP基本認証(Basic認証)
もっともオーソドックスな方法です。
ユーザー名とパスワードをエンコードして、ヘッダーで送信するのが基本です。
古くからある方法で、実装が簡単なのが特徴です。
しかし基本的に平文で流れるため、HTTPS接続でなければ大変危険です。
ダイジェスト認証
この方法はパスワードを送信するのではなく、サーバーが生成するハッシュ値を返します。
ダイジェスト認証はチャレンジ-レスポンス方式とも呼ばれていますが、サーバーがクライアントにランダムな文字列を送信し、クライアントがその文字列と自身のパスワードを組み合わせて新たな文字列を生成しサーバーに送信する認証方式です。
これらの方法は既存のプログラム技術で実装は可能ですが、セキュリティホールがあったらハッカーに突かれる可能性があるので、実装する人はあらゆる面から安全性を検証しなければいけません。
住宅用プロキシの全商品を対象に、プロモコード「RESI40」を使用すると40%割引となるキャンペーンを本ブログから登録された皆様全員に適用してますので、是非ご利用ください。
プロキシ認証があっても100%安全とは言えない
プロキシ認証を突破したら100%安全だと思うかもしれませんが、大きな錯誤です。
認証後にもさまざまなリスクが潜んでいます。
認証情報の管理が甘くて情報が流出する
ログイン情報は運営者側のプロキシサーバーに保存されているか、別のデータベースに保存されることが多いです。
しかしそのサーバーパソコンの管理が甘かったら、簡単に責任者以外も閲覧できてしまいます。
簡単なパスワードを設定しただけで万事OKと思ってはいけません。

顧客情報の流出は企業のイメージダウンに繋がるので、強固な管理体制が望まれます。
もし自社だけで管理するのが難しい場合は外部に依頼してもいいですが、信頼できる業者でなければ安心して任せることはできないので、世間的に有名な顧客管理会社を選ぶべきです。
プロキシ非対応ソフトウェア
インフラにお金をかけていないプロキシサービスは、プロキシ非対応のソフトウェアを使い続けているかもしれません。
このようなソフトウェアは最新の認証方式に対応していないことが多いので、危険の因子が常に潜みます。
ただ利用者はサービス会社がどのようなソフトウェアを使っているのかは分からないので、サービス会社を選ぶ時は実績と知名度を最初に考慮すべきです。

実績と知名度のある会社は企業イメージを損なうことを恐れているため、常に最新のソフトウェアを採用する傾向にあります。
企業のホームページにはソフトウェアの更新情報が掲載されていることがあるので、検討する人は是非ともチェックしてください。
アクセス履歴から顧客情報の流出
アクセス履歴は仕様なので仕方がないことかもしれませんが、アクセス履歴から顧客情報が流出する可能性はゼロではありません。
これを防ぐにはプロキシサーバーに触れることができる人を制限するしかありませんが、一人で管理する、ずっと同じ人が管理するのは現実的ではないので、誰がプロキシサーバーに触ったのかを記録する仕組みがほしいものです。

カメラの設置も一つの方法だし、プロキシサーバーを別の部屋で管理している場合は、入出記録を管理するのも良い方法です。
誰もが訪問する場にプロキシサーバーを設置している場合は、プロキシサーバーをプログラミングし、ログイン情報が直ぐに管理部に通知されるようにしたらいいでしょう。
スポンサーリンク
プロキシの設定画面は増えている
一時期は胡散臭さで敬遠されていたプロキシですが、最新のOSのWindows10にも搭載されるようになっています。
その背景には何があるのでしょうか?
プロキシにセキュリティを任せることができる
クライアントもファイアウォールやセキュリティ対策ソフトで、セキュリティを強化することはできます。
しかしプロキシに任せた方が安心ではないでしょうか。
プロキシは外部に設置されているため、万が一ウイルスやマルウェアに感染しても、被害はプロキシだけに留めることができ、クライアントパソコンには影響は及びません。
プロキシを攻撃するハッカーもいますが、多くの人が利用するプロキシはセキュリティ対策に長けているので、プロキシにセキュリティ対策を任せることは悪いことではありません。
アクセスログ
パソコン管理担当者がいくら口を酸っぱくして注意しても、仕事中にネットサーフィンをして遊ぶ社員はいるでしょう。
管理者が証拠を掴むには、アクセスログをチェックするだけで済みます。
アクセスログには時間も記録されるし、ユーザー名も記録されるので、ネットサーフィンで遊んでいた人は白を切ることはできません。
これは大きな抑止力になり、結果的に業務に勤しむ人が増えるのではないでしょうか。
匿名性の維持
これはプロキシ最大のメリットですが、代理IPアドレスを最初から有しているのは大きいです。
仮に複数のスタッフが違うパソコンから、ライバル会社のホームページをチェックしたとしましょう。

違うパソコンからアクセスしたからといってプロバイダーのIPアドレスが変わることはないので、ライバル会社には同じIPアドレスが通知されます。
一回や二回ぐらいであればライバル会社は何とも思わないかもしれませんが、数回以上続けば警戒心を抱き、最終的にはブロックする可能性もあるでしょう。
キャッシュ機能の利用
世界中の画像を集めている会社が同じサイトにアクセスするのは、業務効率化の点で問題があります。
しかしプロキシを導入すれば一度アクセスした画像はプロキシに保存されるので、再度同じサイトにアクセスする必要はありません。
一般的にプロキシのキャッシュ領域は大きく、業務でも十分に活用できます。
最近の企業がプロキシを使う理由には安全性の確保があると思いますが、一部の会社はプロキシのキャッシュ機能を重宝しているようです。
まとめ
「プロキシ 認証 安全」をテーマに解説しましたが、プロキシ認証を採用したからといって、完全に安全を確保するのは難しいです。
限りなく安全に近づけるには、信頼のおけるプロキシサーバー業者と契約するしかありません。
信頼の置けるプロキシサーバーを見つけるのは難しいことかもしれませんが、世界の有名企業も使っているプロキシであれば問題はないでしょう。
住宅用プロキシの全商品を対象に、プロモコード「RESI40」を使用すると40%割引となるキャンペーンを本ブログから登録された皆様全員に適用してますので、是非ご利用ください。
コメントを残す