プロキシという言葉を知っている人でも、「プロキシ url」のキーワードから瞬時に意味を汲み取ることができない人はいるでしょう。
かくいう私も、最初は意味が分かりませんでした。
ただプロキシのurlの存在は理解しています。
本記事ではプロキシのurlを通して、プロキシサーバーの仕組みを解説します。
目次
プロキシのurlはプロキシサーバーにアクセスする時に必要
プロキシサーバーに接続するときに、urlが必要な理由を解説します。
通常プロキシサーバーもインターネットに接続しているから
プロキシとは一般的にプロキシサーバーを指しますが、通常プロキシサーバーもインターネットに接続しています。
そのためhttp:またはhttps:から始まるurlにアクセスする必要があります。
アクセスといっても難しい設定は必要ありません。
プロキシサーバーのurlに接続する方法
プロキシサーバーのurlに接続する時は、ブラウザ経由で実行することが多いです。
chromeの場合は設定から接続できますが、順序は以下です。
設定→システム→パソコンのプロキシ設定を開く
プロキシ設定ではプロキシサーバーのurlとポートを指定します。
どちらもプロキシサーバー業者が教えてくれます。
プロキシサイト経由も基本的には同じ
プロキシサイトとは任意のwebサイトのurlを入力するだけで、プロキシ経由になるサイトです。
プロキシサイトにアクセスする時は、プロキシサーバーのurlを知る必要はありません。
プロキシサイトが自動的に、プロキシサーバーに接続してくれるからです。
プロキシサーバーの位置
通常のインターネットはクライアントのパソコンが直接webサイトにアクセスしますが、プロキシ経由でアクセスするときは、クライアントのリクエストは一旦プロキシサーバーに送信されます。
問題がなければプロキシサーバー経由でwebサーバーにアクセスしますが、プロキシサーバーもセキュリティ対策をしているので、警告を発することがあります。
プロキシサーバーはヘッダー情報で、リクエストの内容を判断するのが一般的です。
プロキシサーバーは、クライアントとwebサーバーの間に位置しています。
プロキシサーバーを設置する理由
プロキシサーバーを設置する理由は利用者によって異なりますが、最近はキャッシュ目的で設置する企業が多いです。
キャッシュ機能は画像ファイルなどをキャッシュ領域に保存することができますが、キャッシュ領域に保存することで二回目以降は表示が早くなります。
キャッシュ目的以外では、セキュリティ対策、ユーザー規制などの目的で、プロキシサーバーを使うこともあります。
昔のプロキシサーバーは身元を隠蔽するだけのために使われていましたが、最近のプロキシサーバーはwebサービスのパフォーマンス向上のために使われることが多いです。
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プロキシサーバーのurlは分かるか?
便利なプロキシサーバーですが、プロキシサーバーのurlは分かるのでしょうか?
urlにproxyの文字がある
私はいくつかのブログを運営していますが、アクセスログにはアクセス者のurlが記録されます。
urlの一部にproxyの文字があるのを見た時は、「またプロキシサーバーがアクセスしてきたな!」と思いました。
urlの末尾に80とか8080の番号があるときも、プロキシサーバーである可能性は大です。
何故ならばこれらの番号は、プロキシサーバーのポートでよく使われるからです。
IPアドレスから分かる場合もある
こちらのサイトは無料のプロキシリストを公開していますが、自分が使っているサーバーにアクセス解析ソフトがあればIPアドレスは表示されると思うので、アクセス者がプロキシサーバーかどうかが分かりますね。
最近は検索サイトもプロキシサーバーを使うケースがあるみたいですが、複数のプロキシサーバーを使っているのでurlはマチマチだと思います。
ただ自分の経験上、urlにproxyの文字が含まれている場合が多いので、瞬間的にプロキシサーバーだということが分かります。
プロキシサーバーのurlが分かったら危険か?
プロキシサーバーのurlは利用者であれば誰でも知っていますが、プロキシサーバーのurlを第三者に知られたら危険なのでしょうか?
セキュリティ対策をしていたら問題はない
プロキシサーバーがセキュリティ対策をしっかりしていたら、urlが知られても心配は不要です。
有名なwebサイトのurlは多くの人が知っていますが、まったく不正アクセスされていないサイトもあります。
そのようなサイトのサーバーは、堅牢なセキュリティ対策をしているはずです。
プロキシサーバーも同じで、堅牢なセキュリティ対策をしていたら、不正アクセスされても弾くことができるでしょう。
プロキシサーバーはどんなセキュリティ対策をしているのか?
プロキシサーバーはどのようなセキュリティ対策をしているのでしょうか?
こんなことを言ったら解説の意味がありませんが、プロキシサーバーのセキュリティ対策は秘匿されているので一般の人が知ることはできません。
ただファイアウォール製品を設置している可能性はあるでしょう。
その上、独自のセキュリティ対策をしているプロキシサーバーもあるはずです。
独自のセキュリティ対策を実施しようと思ったら高い技術力がなければ難しいですが、有名企業も使っているプロキシサーバーであれば心配はいりません。
有人監視をしているところが一番安全
一部のプロキシサーバー業者は入会時に簡単な審査を実施しているようですが、簡単な審査で顧客の情報をすべて把握するのは難しいです。
審査時は無難な返答をし、入会後は不正行為を繰り返す顧客がいるかもしれません。
このような顧客を見つけ出すには有人監視が一番ですが、法人を対象にしているプロキシサーバー業者は、有人監視していることが多いです。
有人監視の良さは何と言っても、直ぐに対応できることです。
万が一悪意ある会員や外部の人が不正アクセスを実施しても、有人監視していたら見逃す可能性は低いです。
ファイアウォール製品と有人監視を組み合わせたら、かなりの確率で不正アクセスを遮断することができるでしょう。
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プロキシサーバーの選び方
プロキシサーバーの選び方について解説します。
顧客管理が厳格
昔のプロキシサーバー業者の中には、顧客管理が杜撰なところがありました。
名前だけならまだしも、住所や電話番号、クレジットカード情報などが悪用されたら大変なことになります。
悲劇を避けるには、信用の置けるプロキシサーバー業者と契約するに限ります。
ただ初めての場合は信用度を確かめることができないので、契約しているクライアントを見ることをおすすめします。
有名企業も利用しているプロキシサーバー業者であれば、安心して契約していいと思います。
トラフィックが安定している
プロキシサーバーは多くの人が利用するため、時間帯や曜日によってはトラフィック量が増大することがあります。
トラフィック量が増大したらアクセスしにくい状態が続き、ビジネスに支障を来します。
このような問題を避ける為には、トラフィック管理がしっかりしているプロキシサーバー業者と契約するしかありません。
まとめ
今回はプロキシのurlをテーマに解説しましたが、プロキシのurlの見分け方なども解説しました。
プロキシのurlそのものには何の問題もありませんが、urlが分かったらハッカーは攻撃対象を定めることができます。
その際はプロキシサーバー側の技術力が問われますが、以下のサービスであれば問題はないでしょう。
世界の有名企業も使っているプロキシサーバーなので、安心して使っていいと思います。
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