LinkedInデータセットは丸投げでLinkedInのデータが入手できるサービスですが、コスパ面ではどうなのでしょうか?
本記事では実際にLinkedInデータセットにログインして、コスパを複眼の目で検証します。
LinkedInは外国発のSNSですが、最近は日本企業も利用するようになっています。
かくいう私も利用していますが、ビジネスという観点から見たら、よいSNSだと言えます。
目次
LinkedInの情報と機能
ログインして、どのような情報がスクレイピングできるのかを確認しました。
プロフィール情報と会社情報
ログインしたら日本語でプロフィール情報と、会社情報の項目が表示されました。

試しに左側のプロフィール情報をクリックすると、サンプルのデータが表示されました。
国情報も記載されていましたが、日本の利用者情報を知りたいときは、日本の国コードを探してください。
万が一サンプルにない場合は、「日本の利用者のプロフィール情報を入手」したいと伝えてください。
右側の会社情報も同じでクリックすると、無料のサンプルが表示されます。
フィルターが利用できる
多くのデータを取得したら選別が大変ですが、LinkedInデータセットはフィルターをかけることができます。
名前や街、ポジションによっても区分けできます。
もちろん曖昧検索にも対応しており、指定の文字を検索欄に入力し検索すれば、通常は見つけにくいデータも入手できます。
csvファイルでダウンロードできる
データはCSVファイルでダウンロードできますが、CSVファイルはExcelやAccessで読み込むことができるので便利です。
LinkedInデータセットのフィルター機能も強力ですが、Excelにデータを取り組めばグラフ化したり、ピボットテーブルで活用することが可能です。
ピボットテーブルはプレゼンテーションの場では有力なツールで、言葉では説明できないことでも、ピボットテーブルを活用すれば説得力が増します。
フォロワー情報
フォロワー情報も取得できます。
フォロワー情報を取得し、その企業や人と関係を築くことができたら、ビジネスが有利になりやすいです。

日本でもインフルエンサーによる広告活動が活発化していますが、フォロワーとの関係を築くことは大きなメリットであるのは間違えありません。
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LinkedInデータセットの問題点
LinkedInデータセットのメリットや機能について解説しましたが、LinkedInデータセットにも問題点があります。
英語圏で生まれたサービスなので翻訳がピンとこない
LinkedInは英語圏で生まれたサービスですが、日本語版は日本語に翻訳されています。
LinkedInデータセットも、一部は日本語化しています。
しかし元々のデータやFieldが英語なので、そのまま翻訳されてもピンとこないことがあります。
プログラマの方であれば勘で理解できると思いますが、英語に慣れていない人は完全に理解するまでに少々時間がかかります。
日本企業の情報が少なめ
普及過程のせいもあると思いますが、日本企業の情報は少なめです。
そのため日本企業の情報のみが必要な人は、少々物足りなさを感じるかもしれません。

それでも大企業を中心にLinkedInを利用する日本企業は増えているので、今後は期待してもいいでしょう。
類似のサービスは日本にもありますが、規模はLinkedInがダントツです。
為替の影響を受けやすい
LinkedInデータセットには従量課金制を含む複数の料金プランがありますが、いずれもドル建てなので為替の影響を受けやすいです。
円が強いときはいいかもしれませんが、円が弱いときは大きな出費になりかねません。
クレジットカード会社は独自の為替レートを採用しているので、気になる方は一度計算してから契約した方が無難です。
LinkedInデータセットは人件費の大きな節約になる
LinkedInデータセットは人件費の大きな節約になります。
技術者を採用する必要がない
LinkedInデータセットは非エンジニアであっても操作可能なので、高いお金を出して技術者を採用する必要はありません。
およそすべてのデータが取得できるので、技術者がいない時でも自由に利用できます。
非エンジニアでも最低限のITリテラシーは必要ですが、Excelの関数が使えるぐらいであれば問題はないでしょう。
ITスキルよりも分析力が大切
非エンジニアはITスキルよりも分析力が大切です。
企業にとって役立つ情報は何か?
を突き詰めて考えることは分析力の基本ですが、そのような能力は訓練によっても培うことは可能ですが考えることが苦手な人には無理です。
最新のデータが取得できるので常に人件費は不要
最新のデータがいつでも取得できるのもメリットです。
LinkedInのような情報は鮮度が命ですが、LinkedInデータセットを購入すれば最新のデータが取得できます。
似たようなサービスにはAPI関数が使えるサービスがありますが、LinkedInデータセットはAPI関数が使えるサービスよりもずっとユーザーフレンドリーです。
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どの料金プランがいい?
LinkedInデータセットにはいくつかの料金プランがありますが、料金プランは目的別に選ぶべきです。
一回限りの人は従量課金制
一回だけ利用したい人は、迷わずに従量課金制プランです。
LinkedInデータセットは共有のサービスなので、共有スペースを分割した料金になりますが、料金体系は明確なので心配する必要はありません。
LinkedInデータセットはさまざまな機能・サービスを組み合わせていますが、これらを一つ一つ用意したらコスパは非常に悪くなるでしょう。
データ量は少ないけど定期的に利用する人はスタータープラン
スタータープランは$499/月ですが、日本円でおよそ72,851円です。(為替に応じて大きく変動する)
高いと思われるかもしれませんが専用無制限の領域があるので、スムーズにLinkedInの情報を取得したい人は検討する価値があります。
詳しいことは実際にページを見てもらえば分かると思いますが、非常に明確な料金プランです。
本格派は「アドバンス・アドバンス+」プラン
スタータープランの上のプランですが、ヘビーユーザー向けのプランです。
最初からこちらのプランと契約する必要はありませんが、毎日のようにデータを収集する人にとっては価値のある料金プランです。
最初は「アドバンスプラン」を選び、それでも不足を感じるようであれば「アドバンス+プラン」を選べばいいでしょう。
購入時の注意点
LinkedInデータセットにログインするには最初に「購入」ボタンを押す必要がありますが、購入ボタンを押しただけでは契約は成立しません。
契約を促されるときは使えるクレジットカードが表示されますが、クレジットカード情報をアカウントに紐付けない限り、料金が請求されることはありません。

今回は私は従量課金制プランで操作していますが、クレジットカードをアカウントに紐付けていないので、残額も消費額もゼロのままです。
本契約なしでもサンプルデータは無料で入手できます。
まとめ
LinkedInデータセットを検証しましたが、LinkedInのデータをビジネスで活用する人にとっては、非常に有意義なサービスです。
外国発のサービスを利用するのは怖いという人もいるかもしれませんが、運営会社のBrightdataは世界の有名企業も使っている信用できるプロキシサービス会社です。
LinkedInにアクセスするときもプロキシ経由がいいですが、LinkedInデータセットを活用すれば、プロキシ経由でアクセスするのは非常に簡単です。
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