スクレイピングはwebサイトから一部の情報を効率的に収集する技術ですが、日本語の記事を収集するときは問題点があります。
本記事では日本語の記事を収集する際の問題点を解説します。
せっかくスクレイピングで必要なデータを収集したのに、文字化けしていたら元も子もありません。
文字化けに悩む人は、本記事を参考にしてください。
目次
文字化けの最大の原因は文字コードの不一致
文字化けの最大の原因は文字コードですが、こちらのコーナーでは文字コードに焦点を当てますね。
コンピューターは文字コードを活用し文字を表示している
コンピューターには各言語のフォントがインストールされていますが、コンピューター処理をするときは文字コードを参照しています。
文字コードの詳細は以下の記事を参考にしてください。
https://www.tohoho-web.com/ex/charset.html
プログラム経験のない人はピンとこないと思いますが、「あ」であれば「82 A0」と符号化されています。
ただ文字コードにはいろいろな種類があり、すべてのサイトで通用はしません。
上記の符号はShift_JIS (シフトJIS)という文字コードですが、文字コードがEUC-JP (EUC)の場合は「あ」は「A4 A2」という符号で表現されます。
サイトにいろいろな文字コードが存在する理由
世界中の人がwebサイトを制作していますが、使われている文字コードは多様です。
私がホームページ制作を始めた頃はShift_JIS (シフトJIS)を使うことが多かったですが、Shift_JIS (シフトJIS)を使えば不都合なことが多かったので、EUC-JP (EUC)に切り替えました。
今はより便利なUTF-8を使用していますが、UTF-8はスマートフォンでも使われています。
前書きが長くなりましたが、使う文字によって文字コードは異なります。
中国語の場合はGBという文字コードが使われていることが多いです。
サイトによって推奨される文字コードは異なりますが、ホームページ制作ソフトがサポートしている文字コードも関係していますね。
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スクレイピング時に文字化けをした場合は文字コードの不一致に注目
スクレイピング時に文字化けした場合は、文字コードの不一致に注目した方がいいと思います。
文字化け解消方法
スクレイピング時の文字化け解消方法はいろいろありますが、以下の記事を参考にしたら解りやすいです。
この記事の内容も文字コードに触れていますが、エンコーディングすることで解決することが多いです。
エンコーディングとはある文字コードを違う文字コードに変換する作業ですが、スクレイピングの場合はプログラマでなければ難しいかもしれません。
完成度の高いスクレイピングサービスであれば文字コードの変換機能も有しているかもしれませんが、体感的には変換機能を有していないスクレイピングサービスの方が多い印象です。
文字化けしないスクレイピングツールは内部処理している可能性が大
私は多くのスクレイピングツールを使ってきましたが、中には日本語のサイトでも文字化けしないスクレイピングツールもありました。
推測ですが、そのようなスクレイピングツールは内部で文字コードを判定し、自動的に相応しい文字コードに変換しているのではないかと思います。
無料体験中は日本語サイトまたは中国語のサイトを選ぶ
英語のサイトの場合は文字化けすることはないと思いますが、漢字圏である日本のサイトや中国のサイトをスクレイピングするときは文字化けに注意しましょう。
購入してから文字化けに気付いても遅いので、無料体験中に漢字が文字化けしないか確かめた方がいいでしょう。
実は文字化けが発生しやすいのは漢字だけではなく、特殊な記号が文字化けすることもあります。
私は中国語を学ぶためにシステムを構築しましたが、登録するときは注音符号も含めました。
ユニコードにすればほぼ文字化けは発生しませんでしたが、それでも注音符号の種類によっては文字化けすることがありました。
スクレイピングツールを構築するときは文字化け対策しよう
スクレイピングツールを自ら構築するときは、文字化け対策が必要です。何故文字化け対策が必要なのかはこれから解説します。
ライブラリーは英語圏で構築されたものが大半
自らスクレイピングツールを構築する人はライブラリーを使用するのが一般的ですが、ライブラリーの文字コードが英語用に指定されていたときは、問題なく日本語が表示できるように文字コードをエンコードしなければいけません。
ライブラリー以外にも、エンコードが必要な項目があるかもしれません。
これらの方法はインターネットで広く紹介されていますが、それでも漢字によっては文字化けする可能性があります。
ライブラリーを使わなくてもスクレイピングツールの構築は可能
スクレイピングツールの構築といえばライブラリーの使用が定番になっていますが、単純なスクレイピングツールの構築であれば、ライブラリーを使用しなくても可能です。
多くのプログラム言語には正規表現というのがありますが、正規表現は特定の言葉を探す手法です。
特定の言葉を探した後は配列処理をして、データベースに保存したらいいと思います。
タグを探すときはサイトのHTMLを参照する必要がありますが、インターネットには方法が公開されています。
一から構築するのが面倒な人は、プログラマ用のスクレイピングツールを使いましょう。
プログラマ用のスクレイピングツールは、スクレイピングの部分のコードは自動生成してくれるので大変便利です。
本格的に文字化け対策をする人は文字コードを深く学ぶ
本格的に文字化け対策をしたい人は、文字コードの仕組みを学んだらいいと思います。
文字コードのデータをすべて掲載しているサイトはないと思いますが、それでも文字コードの仕組みを研究することは、文字化け対策に役立つと思います。
自分もプログラマーのときは研究しましたが、結構面白いですよ。
webプログラマーは文字化け対策が必須です。
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非プログラマーは日本語実績のあるスクレイピングツールを選ぶ
非プログラマーが一からコードを書くのは難しいので、日本語実績のあるスクレイピングツールを選びましょう。
「日本発のスクレイピングツール 」で検索したら見つかると思います。
日本語実績のあるスクレイピングツールは文字化けが極めて少ないので、ビジネスでも使えます。
インターネットでお眼鏡に適ったツールを見つけることができない場合は、業者に依頼したらいいですが、業者に依頼したらかなり高いです。
そのような人は実績のあるフリーランスワーカーに依頼したらいいと思います。
フリーランスワーカーはココナラやクラウドワークスで見つかるので、関心のある人は一度これらのサービスをチェックしてください。
まとめ
スクレイピングで日本語の記事を収集する際の問題点を解説しましたが、日本語に限らず英文字以外のサイトをスクレイピングするときは、必ず文字化け対策に悩むと思います。
ただ今はインターネットに文字化け対策の記事が多いので、躓いたときはそれらの記事を参考にしてください。
文字化け対策は結構大変ですが、解決策を発見したときは嬉しいですよ。
スクレイピングツールを使うときは、本格派タイプをおすすめします。
以下のスクレイピングツールは世界中で使われているため、文字化けしにくいと思います。
無料体験で一度試してくださいね。
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