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プロキシサーバーのエントリの意味は?
エントリは英語ですが、日本語に訳せば複数の意味があります。インターネットのID用語辞典では「入ること」「記入」「入場」「入り口」と訳されていますが、プロキシサーバーのエントリの意味は「記入」が一番近いと思います。
プロキシサーバー関連の記事にはエントリという言葉がよく登場しますが、本当の意味を知っている人は少ないと思います。本当の意味を知らない人が多いのは英語に慣れていないせいもありますが、プロキシサーバーの概略がわからないのが一番の原因ではないでしょうか?
本記事ではプロキシサーバーのエントリの役割を紹介しますが、初心者でも理解しやすいように、通常のインターネットの仕組みと、プロキシサーバーの仕組みから解説します。
通常のインターネットの仕組み
インターネットの基本は、クライアントがwebサーバーにリクエストを送ることです。リクエストに問題がない場合、webサーバーはクライアントにリクエストの返信をします。
通常リクエストの方法にはpostメソッドとgetメソッドがありますが、getメソッドはURLにリクエストの内容が組み込まれます。webプログラマーであれば、ある程度リクエストの内容を推測することができるでしょう。
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プロキシサーバーの仕組み
プロキシサーバーも通常のインターネットと同じく、webサーバーにリクエストを送信します。しかしwebサーバーにリクエストを届ける前に、プロキシサーバーを経由します。逆も同じでwebサーバーがクライアントに返信をするときも、プロキシサーバーを経由します。
何故プロキシサーバーを、経由しなければいけないのかと疑問に思う人はいるでしょう。プロキシサーバーを経由する理由は、プロキシサーバーのメリットを利用するためです。
プロキシサーバーのメリットには、IPアドレスを隠蔽できる、キャッシュ機能を利用できる、ウイルスやスパイウェアをプロキシサーバー上で遮断できることなどがあります。
プロキシサーバーを使うにはどうすればいいのか?
これからはプロキシサーバーを使う方法と、プロキシサーバーのエントリについて触れていきます。プロキシサーバーの使用方法は難しくはありません。
プロキシサーバーと契約する
当たり前ですがプロキシサーバーを使うには、プロキシサーバーと契約する必要があります。無料のプロキシサーバーもありますが、ビジネスで使う人は有料のプロキシサーバーと契約した方がいいと思います。
無料のプロキシサーバーは広告が表示されることが多いし、セキュリティ的にも問題があります。酷いケースになると、個人情報の収集を目的としています。収集された個人情報は、名簿業者に売られます。
自分のパソコンを設定する
プロキシサーバーを使うには、パソコンの設定が必要です。設定方法はデバイスやOSによって異なりますが、ここではWindows10の設定方法を紹介します。ブラウザーからも設定できますが、今回はWindowsのコントールパネルからします。
- スタートから設定アプリを開く
- ネットワークとインターネットを開く
- 左下にあるプロキシを開く
- 手動プロキシセットアップの「プロキシサーバーを使う」をONにする
- アドレスとポートを指定する
アドレス欄には契約したプロキシサーバーのアドレスを記入し、ポート欄には指定されたポートを記入します。ポートとは通信の送受信口のことで、メーラーでも指定することがあります。
除外するURLをエントリする
アドレスとポートの記入欄の下に、次のような説明文があります。
「次のエントリで始まるアドレス以外にプロキシサーバーを使います。エントリを区切るにはセミコロン(;)を使います。」
直訳した日本語のせいか少し理解しにくいですね。この説明文の意味は、プロキシサーバーを経由しないの意味です。Facebookは好きだけどFacebookを閲覧するときは、プロキシサーバーを使いたくない人はいるでしょう。
そのような人は、フェイスブックのURLをエントリ(記入)したらいいと思います。Facebook以外のURLも指定したい人は、「;」で区切りエントリしてください。「;」で区切ることで、違うURLだとパソコンは認識してくれます。
他の除外設定を確認する
Windows10の除外設定には、「ローカル(イントラネット)のアドレスにはプロキシサーバーを使わない」があります。ここにはチェックを入れてください。理由はプロキシサーバーは、外部のサーバーにアクセスするときのみ使うからです。
ローカルネットワークに、プロキシサーバーを使っても意味がありません。チェックを入れたらプロキシサーバー経由のネットワークになるので、インターネット回線が必要です。
エントリ数が多い場合はどうすればいい
Windows10のプロキシ設定欄はエントリするURLを記入することができますが、エントリ数が多い場合は不便ですよね。エントリ数が多い場合はエントリ欄に記入せず、「プロキシサーバーを使う」をOFFにした方が簡単だと思います。
パソコンが2台あれば、プロキシサーバ用と一般用を分けてもいいと思います。プロキシサーバーのメリットは多いですが、プロキシサーバー用と一般用の使い分けはちょっぴり面倒です。
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エントリ欄は会社でインターネットをするときは便利
設定のエントリ欄は、会社でインターネットをするときに便利です。会社でインターネットをするときは業務での活用が大前提ですが、管理側はチェックが難しいです。ブラウザーの履歴には閲覧したサイトが記録されますが、履歴を消されたら調べる術がありません。
しかしプロキシサーバー経由にすれば、閲覧履歴はプロキシサーバー内に残るので管理側は楽です。それでも昼休みに、ニュースぐらいは自由に閲覧させたいものです。そんな時はエントリ欄に、YahooニュースなどのURLをエントリしたらいいと思います。
エントリ欄にエントリしたURLはプロキシサーバー内に記録が残らないので、閲覧する社員は気が楽です。ニュースサイトはさほど多くないので、複数のURLをエントリするときは「;」で区切ってください。
会社でプロキシサーバーを使うときは有料のサービスをおすすめしますが、世界的に評価の高いBrightdataをイチオシします。
Brightdataの魅力
これからはBrightdataの魅力について紹介します。Brightdataは日本ではまだ知名度が低いですが、世界的には有名です。言うまでもありませんが、Brightdataでも除外のURLのエントリはできます。
IPアドレスの多さ
プロキシサーバーを使う最大の目的はプロバイダーとは別のIPアドレスを使うことですが、BrightdataのIPアドレスは多いので枯渇することはまずありません。4種類のネットワークで3,500万個のIPアドレスがあるので、多くのIPアドレスを使っても問題はありません。
BrightdataのIPアドレスは便利で、国、都市、ASNが指定できます。このことのメリットは実感しにくいですが、海外のIPアドレスを使えば身元を隠すことができます。ライバル会社からのアクセスをWEB管理者は警戒するものですが、海外のIPアドレスであれば気付かれることはないでしょう。
驚異のネットワーク稼働率
仕事でプロキシサーバーを使う人は安定性が大切ですが、Brightdataのネットワーク稼働率は何と99.99%です。この数字を支えているのは有人監視もありますが、高い技術力も見逃せません。
Brightdataはプロキシの技術に関する複数の特許を取得していますが、ネットワーク稼働率を99.99%にするのは並大抵のことではありません。
昨今はプロキシサーバーを狙うハッカーもいますが、Brightdataは高度な技術でハッカーの攻撃を遮断しています。プロキシサーバーを狙うハッカーの技術も高いですが、それを防御するBrightdataの技術はもっと高いです。
新規ユーザーに対して審査を実施
Brightdataは新規のユーザーに対して審査を実施していますが、一部のプロキシサーバーは機械的にユーザーを入れています。機械的にユーザーを入れた方が運営者は楽ですが、ユーザーの中にはルールを守らない人がいます。
ルールを守らないユーザーはプロキシサーバーを乱暴に扱いますが、乱暴に扱われたらプロキシサーバーは不安定になります。このような危険性を回避するためにBrightdataは審査を実施していますが、多くの新規ユーザーに対して審査をするのは大変なことです。
それでもBrightdataは信頼性を守るため、新規ユーザーの審査を継続しています。信頼性を重んじるBrightdataは時代が変わっても、審査を中止することはないでしょう。
日本人スタッフがいる
Brightdataをはじめとするプロキシサーバーの多くは海外発ですが、大部分のプロキシサーバーの資料は英語です。しかしこれでは英語が苦手な人は、導入に踏み切るのが難しいでしょう。
こちらから申し込んでもらえたら、日本人スタッフ付きのプランをご案内します。日本人スタッフは言語面のサポートもしてくれるし、技術面の相談にも乗ってくれるでしょう。
まとめ
プロキシサーバーのエントリについて解説をしましたが、エントリ項目は使い方によっては便利です。エントリ項目を上手に使えば、プロキシサーバーはビジネスでもプライベートでも活躍すると思います。
プロキシサーバーは世界的に有名なBrightdataをおすすめしますが、エントリ項目の設定は同じなので是非挑戦してください。Brightdataの可能性は大きいですが、エントリ機能を使えばより可能性は広がるでしょう。