スクレイピングはブラウザに表示されている文字内容を取得するものですが、サイトによってはファイルがダウンロードできるようになっているので、スクレイピングの過程でファイルのダウンロードもできたら便利です。
本記事ではスクレイピングとファイルのダウンロードをテーマにしますが、初心者でも解るように基本から解説したいと思います。
スクレイピングでファイルがダウンロードできたら凄く便利なので、関心のある方はこちらの記事を参考にチャレンジしてくださいね。
目次
ダウンロードのメカニズム
ファイルがダウンロードできるメカニズムを解説します。
ブラウザの仕様
サイトの画像を右クリックしてダウンロードする人はいると思いますが、サイト上のファイルがダウンロードできるのはブラウザの仕様です。
ダウンロードできるファイルは、<img src=”test.jpg”>とは<a href=”test.txt”>などのタグで囲まれていることが多いです。
いずれのケースも右クリックもしくはクリックしたら、ダウンロードできるようになっています。ファイルに直接アクセスしてもダウンロードできますが、これらはすべてブラウザの仕様です。
プログラミングを駆使したら一括ダウンロードできる
プログラミングで「jpg」「txt」などの拡張子を調べたりするのは可能です。そして調べたファイルを一括でダウンロードするのも可能です。
基本的にはファイルは右クリックまたはクリックでダウンロードが可能になるので、ユーザーは何も迷うことはありません。
スポンサーリンク
スクレイピングでファイルをダウンロードするには
スクレイピングで、ファイルをダウンロードする方法を解説します。
ライブラリを使うのが一般的
プログラミングでファイルをダウンロードするときは、ライブラリを使うのが一般的です。ライブラリの使い方は広く紹介されているので、関心のある方はGoogleで調べてください。
ライブラリの数はpythonが圧倒的です。pythonは文法が簡単なのが特徴で、プログラム初心者におすすめします。
pythonのオンラインレッスンも多いですが、プライベートレッスンであれば、ダウンロードの仕方だけ学ぶことも可能です。
複数のファイルにアクセスするときは繰り返し処理が便利ですが、繰り返し処理はpythonでも可能なので、是非とも活用してください。
直接ファイルにアクセスする
すべてのブラウザで検証したわけではありませんが、直接ファイルにアクセスしてもダウンロードできます。
htmlだけで構築されているサイトであれば、ソースを見たらファイル名は解ると思います。javaスクリプトを使用している場合はファイル名を探すのが難しいことがありますが、ソースをじっくり解読したら必ず解ると思います。
ファイルをダウンロードする際の注意点
これからは、ファイルをダウンロードする際の注意点を解説します。
ダウンロードが可能かどうか確かめる
簡単な構造のサイトであれば難なくダウンロードできますが、サイトに「無断ダウンロードはお断りします」と書かれている場合は、サイトの管理者にまず連絡するのがマナーです。
ブラウザの一時ファイルからもダウンロードはできますが、その際も無断でダウンロードするのはおすすめできません。
違法ダウンロードの罰則は意外に厳しく、二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処されると法律に書かれています。
立件は難しいかもしれませんが、無断でダウンロードするのが法令で禁止されているのは事実なので、スクレイピングでダウンロードする際は、必ずサイトの管理者に断りを入れてください。
ウイルスに気を付ける
サイト上のファイルにはウイルスが仕組まれていることがあり、スクレイピングでファイルをダウンロードするときも、十分に注意しなければいけません。
対策はセキュリティ対策ソフトをインストールするのは一番ですが、設定を厳しくしすぎると、スクレイピングでダウンロードできない可能性が出てきます。
このあたりの判断は難しいですが、万が一の危害を考えたら、設定は厳しくした方がいいと思います。
どうしても不安な方は、ファイルのアドレスだけテキストファイルに転記することをおすすめします。
そして一つ一つアクセスしていくのです。
一つ一つアクセスしていくので、大惨事になる可能性は低いです。(セキュリティ対策ソフトをインストールしていることが前提)
スクレイピングでファイルを自動的にダウンロードできたら便利ですが、危険があるのを重々忘れてはいけません。
スポンサーリンク
スクレイピングツールでファイルの場所を見つける方法
これからはスクレイピングツールで、ファイルの場所を見つける方法を解説します。
フィルターを使う
本格的なスクレイピングツールにはフィルター機能があり、フィルター機能を使えばファイルの場所は見つけやすいと思います。
ワイルドカードが使えるフィルター機能であれば、ワイルドカードを使えばスムーズです。
フィルター機能の使い方は少しややこしいですが、使いこなせるようになると、目的のファイルを見つけるときに役立ちますよ。
リンクタグまたは画像のタグを見つける
ファイルはリンクタグまたは画像のタグが使われていることが多いので、スクレイピングツールで探すときは、それらのタグに注目しましょう。
スクレイピングツールで一括で取得する場合は不要なファイルの場所も抽出してしまうかもしれませんが、不要なファイルは後から削除すれば済むことです。
スクレイピングツールでタグを見つける場合もフィルター機能を使えば便利ですが、フィルター機能がないツールの場合は、直接タグを指定するしかありません。
その場合は、まずはサイトのソースを見ることをおすすめします。ソースが解読できる人であれば、必要なファイルだけダウンロードすることも可能です。
ドメインを指定する
大規模なサイトは、ディレクトリごとにファイルが置かれていることが多いです。そのようなサイトのファイルをダウンロードするときは、ドメインを指定したら便利です。
ただドメインを指定したら容量オーバーする可能性があるので、容量の多いスクレイピングサービスを選ぶか、課金制のスクレイピングサービスを選んだ方がいいと思います。
それから人気のサイトになると多くの人がアクセスしてくる可能性があるので、トラフィック管理が上手なスクレイピングサービスを選びましょう。
スクレイピングでファイルをダウンロードしたらこんなメリットがある
サイトによっては教材の内容をPDFファイルに収め、無料で提供していることがあります。そのようなPDFファイルは一括でダウンロードできたら便利ですが、スクレイピング技術を活用すれば一括で取得できます。
スクレイピング技術を活用すれば、100を超えるようなファイル数でも、数分以内でダウンロードできるかもしれません。
まとめ
スクレイピングとファイルのダウンロードをテーマに解説しましたが、スクレイピングでファイルをダウンロードしたら本当に便利ですよ。
サイトの構成が複雑な場合は一筋縄ではいきませんが、サイトの構成が簡単な場合は、一度挑戦してほしいと思います。
腕がある人は自分でシステムを構築してもいいと思いますが、手っ取り早くダウンロードしたい人は、本格的なスクレイピングツールを使ってください。
コメントを残す