目的のサイトにアクセスしたのに、何故か閲覧できない。
原因は何かと考えいろいろ試したけど、自分では解決できない。
仕方なくサイトの管理者に心当たりはないかと聞くと、「うちのサイトはプロキシ経由はブロックしている」と言われた。
これは架空の話ですが、サイトがプロキシ経由のアクセスをブロックするのは、少しばかりの知識があれば可能です。
本記事ではプロキシとブロック解除をテーマにしますが、関連項目にも触れたいと思っています。
目次
サイトの運営者は何故プロキシ経由だと分かるのか?
サイトの運営者は何故、プロキシ経由のアクセスだと分かるのでしょうか?
アクセスログから分かる
アクセスログの種類にもよりますが、一部のアクセスログサービスは、プロキシ経由のアクセスを見破ります。
アクセスログによってはドメインも表示しますが、ドメインにproxyという文字があれば、間違えなくプロキシサーバー経由のアクセスですね。
アクセスログはレンタルサーバーで設置していることが多く、プロキシ経由のアクセスを嫌がる運営者はブロックするようです。
パケットの内容から判断
ある程度の知識は必要ですが、パケットの内容をみたらプロキシ経由のアクセスかどうかが分かります。
プロキシ経由のアクセスの場合はプロキシサーバーのIPアドレスが記録に残るので、運営者はプロキシ経由のアクセスだと知ることができます。
インターネット上のサイトにはIPアドレスから所在地を調べてくれるものがありますが、明らかに外国のIPアドレスの場合は、プロキシ経由のアクセスだと目星を付けることができます。
プロキシリストから判断
インターネットにはプロキシリストというサービスがありますが、リストを閲覧するとプロキシの利用の有無が確認できるようです。
頻繁にアクセスしてくるIPアドレスがリストに掲載されている場合は、プロキシ経由のアクセスだと断定できますね。
プロキシリストは逐一更新されるので、将来的には多くのプロキシIPアドレスが公開されるようになり、利用者は直ぐにプロキシ経由のアクセスだと判断できるようになるでしょう。
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不幸にもブロックされたらどうする?
プロキシ経由のアクセスだと判定されてブロックされたら、どのような対策を取ればいいのでしょうか?
ブロックされているサイトだけはプロキシ設定を解除する
プロキシ設定の解除は設定からできるようになっているので、一度試しにプロキシ解除してからアクセスするのも良い方法です。
日本在住の人であれば日本のプロバイダを使っていることが多いので、サイトの運営者もブロックから外す可能性があります。
設定解除の場所が分からない人は、ブラウザの設定から解除してもいいでしょう。
メジャーなブラウザは大体、ブラウザから解除できるようになっています。
イチイチ設定を解除するのが面倒臭い人は違うデバイスでアクセスする
イチイチ設定を解除するのが面倒臭い人は、違うデバイスからアクセスしてもいいでしょう。
当然違うデバイスには、プロキシ設定をしてはいけません。
情報系の仕事で頻繁にパソコンを使う企業は、複数台のパソコンを有していることが多いので、一台は情報収集のため、プロキシを通さない設定にしておきましょう。
プロキシを通さない設定にした場合のデメリット
プロキシを通さない設定にしたデバイスで、サイトにアクセスするのは良い方法だと思いますが、万が一サイト側とトラブルがあった場合は、プロキシを通さないことが仇になる可能性があります。
本当のIPアドレスを使用しているので、ブロックされたら二度とそのIPアドレスではアクセスできなくなる可能性があります。
このようなことは十分に起こりうることなので、プロキシ設定を解除する人は、プロキシのメリットとデメリットを十分に把握してください。
オンとオフの切り替えができるソフトを使う
インターネット上には、プロキシ設定のオンとオフが切り替えできるソフトがあります。
タスクに常駐できるソフトだったらイチイチソフトを立ち上げる必要がないので、利用者は面倒くささを感じることはないでしょう。
一度試してみたい人は、「プロキシ設定のオンとオフ」のキーワードで検索してください。
オンとオフを切り替えるだけなので、フリーソフトもあります。
ブラウザ組み込み型のツールを使う
ブラウザ組み込み型のツールも、オンとオフの切り替えが便利です。
chromeであれば画面右上部に設定のアイコンが表示されているので、迷うことはないでしょう。
今はchromeとFirefoxに組み込むことができるツールが多いですが、近い将来は追随するブラウザが増えると予想されます。
私も使っていますが、ブラウザ組み込み型のツールは大変便利です。
イチイチ別のソフトを立ち上げる必要がないので、メモリーの節約にも効果的です。
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プロキシ設定がバレない為の知恵
プロキシ設定の切り替えが面倒臭い人は、プロキシ設定がバレにくい方法を模索しましょう。
国内のIPアドレスを使う
国内のIPアドレスを使ったら、プロキシ経由のアクセスがバレにくいです。
プロキシサーバー業者の中には日本のIPアドレスを保有している業者もあるので、関心のある方は一度利用されては如何でしょうか?
しかしいくら国内のIPアドレスであっても、頻繁にアクセスしていたら怪しまれる可能性があるので、毎日アクセスするのは控えた方がいいでしょう。
仮にサーバーに負荷を与えていた場合は、プロキシ経由の情報集めだと判断される可能性があるので、可能であれば利用者が少ない深夜帯にアクセスし情報収集したらいいかもしれません。
深夜にアクセスするときはスケジュール機能があったら便利
深夜に起きるのがつらい人は直接アクセスしてもいいですが、深夜帯に寝たい人はスケジュール機能があるサービスを使いましょう。
プロキシサービスのスケジュール機能は大変便利で、一日置きにアクセスする設定にすることも可能だし、アクセス回数も指定できるものもあります。
スケジュール機能があるプロキシサービスはさほど多くはないと思いますが、時間帯を指定してアクセスしたい人は、必ずスケジュール機能の有無を確かめてください。
国内のIPアドレスを使うメリット
バレにくくするために国内のIPアドレスを使うことには意味がありますが、国内のIPアドレスを使うことには別のメリットもあります。
一部のwebサービスは、海外からのアクセスを拒否することがあります。
そのようなサイトにアクセスするには、国内または現地のIPアドレスを使うのが一番です。
このようなことがあるので、プロキシサービスを選ぶ時は、世界中のIPアドレスを有している業者を選んだ方がいいでしょう。
また簡単にIPアドレスの変更ができるサービスが便利です。
海外からのアクセスをブロックしているサイトは結構多いですが、意外にこのことに気付いていない人は多いですね。
まとめ
プロキシのブロック解除をテーマに解説をしましたが、残念なことですが、未だにプロキシを色眼鏡で見る人はいます。
しかしセキュリティ強化やキャッシュ機能のために、プロキシを活用する企業が少しずつ増えてきました。
このような背景を考えたら、今後はプロキシをブロックするwebサイトが減少するのではないでしょうか?
プロキシは今後メジャーな存在になる可能性があります。
ただ良いプロキシサーバーを選ばなければ、プロキシの良さが分かりません。
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