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プロキシサーバーの応答トラブルって何?
「プロキシサーバー 応答」のキーワードで検索すると、多くの記事がヒットします。記事の内容は「プロキシサーバーは応答していません」との類いのものが多いですが、原因はほぼ明らかにされています。
ただ原因は利用者の環境によって異なるので、適した方法を試すしかありません。本記事ではプロキシサーバーの応答トラブルについて、幅広い観点から解説します。
プロキシサーバーが応答しないトラブル事例
プロキシサーバーが応答しないとのトラブル事例は、以下の記事が詳しいです。
詳しいことは記事を読んでもらえばわかると思いますが、応答なしのトラブルの原因を整理します。
- セキュリティソフトが干渉している
- アドレスとポートの入力ミス
- ネットワークアダプタの不良
- プロキシサーバーを使用しているソフトの設定に問題あり
- プロキシサーバーが作動していない
- インターネット回線が正常ではない
- プロキシサーバーのコンテンツフィルターが干渉している
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プロキシサーバーがクライアントのリクエストに応答するメカニズム
これからはプロキシサーバーが、クライアントのリクエストに応答するメカニズムを解説します。
最初からプロキシサーバーに接続できる仕様になっている
パソコンやスマートフォンには、最初からプロキシ設定の項目があります。パソコンは設定アプリの中にあることが多いですが、ブラウザによってはパソコン内の設定アプリを使用しないことがあります。
スマーフォンはWi-Fiの設定項目内にプロキシ設定の項目があることが多いですが、方法は機種によって若干異なります。しかし携帯会社は接続方法を紹介しているので、さほど迷うことはないと思います。
接続設定をしたら最初のアクセス先はプロキシサーバーになる
プロキシ設定をしたら、最初のアクセス先はプロキシサーバーになります。クライアントパソコンはインターネット回線を使用しプロキシサーバーにアクセスしますが、通信のやりとりはテキストベースです。
クライアントからリクエストを受け取ったプロキシサーバーは、クライアントがアクセスしたwebサーバーにリクエストを中継します。逆も同じでwebサーバーがクライアントにデータを返すときも、プロキシサーバーが中継します。
プロキシサーバーが応答しなかったらインターネットはどうなる?
プロキシサーバーはクライアントとwebサーバー間の中継を担っているので、プロキシサーバーが応答しない場合はスムーズにインターネットはできません。いろいろ試してもインターネットができない場合は、プロキシ設定を一時的にオフにすることをおすすめします。
オフにして正常にインターネットができるようになったら、問題点はプロキシサーバーにあると判断できます。しかしプロキシサーバーがダウンするケースは稀なので、先ずはユーザー側の原因を疑った方がいいと思います。
応答トラブルを相談するときのポイント
自力でプロキシサーバーの応答トラブルが解決できないときは誰かに相談したいものですが、相談するときのポイントを紹介します。
自分の環境を明確にする
プロキシサーバーの応答トラブルを相談するときは、自分の環境を明確にすることが大切です。環境を伝えるときのポイントは以下です。
- 使用しているブラウザを伝える
- OSとバージョンを伝える
- スマートフォンの場合はスマートフォンのOSとバージョンを伝える
これらのことは当たり前ですが、案外忘れがちです。
応答トラブルが発生したときの状況を具体的に伝える
応答トラブルが発生したときの状況を、詳しく伝えることも大切です。「chromeでインターネットをしているときに応答トラブルが発生しました」では不十分なので、次のように伝えたらいいと思います。
「chromeでヤフーにアクセスしたら「プロキシサーバーが応答していません」とのメッセージが出ました。朝もエラーメッセージが出たし、夜も同じエラーメッセージが出ました」
これぐらい詳しく伝えたら、相談される側は答えやすいと思います。「朝」も「夜」もと伝えることで、継続的な応答トラブルであると判断できます。
応答トラブル後にしたことを具体的に伝える
応答トラブル後にしたことを、具体的に伝えることも大切です。
- プロキシ設定のアドレスとポート番号が正しいことを確認した
- インターネット回線が正常であることを確認した
- プロキシサーバーが正常であることを確認した
- セキュリティ対策ソフトを一時的に無効にしたが改善しなかった
このように順番に伝えることで、相談される側は可能性を絞ることができます。一気に伝えてしまうと、相手が聞き逃す可能性があります。
トラフィックが過多になると応答(レスポンス)が遅いことがある
一台のプロキシサーバーに多くの人がアクセスしたら、トラフィックは混雑状態になります。トラフィックが混雑すれば、応答が遅くなる可能性があります。このことはwebサーバーを使っている人は知っていると思いますが、プロキシサーバーでも発生します。
トラフィックが原因で応答が遅いときは、プロキシサーバーにアクセスする時間を変更するのがいいかもしれません。そのためにはトラフィックが増える時間帯を把握する必要がありますが、プロキシサーバーに管理画面があれば便利ですね。
管理画面があれば視覚的にトラフィックが増える時間帯が把握できるので、記憶に残りやすいです。
トラフィックが過多になると応答(レスポンス)が遅くなる理由
トラフィックが過多になると応答が遅くなるのは、資源を食い合うこともありますが、同時接続可能数の問題もあります。プロキシサーバーの資源とはメモリ、CPU、ネットワーク回線などですが、同じ時間帯に多くの人が使えば当然パフォーマンスは落ちます。
同時接続可能数はプロキシサーバーによって異なりますが、あまりにも接続可能数が少ないプロキシサーバーは、応答の遅延が頻繁に発生します。そのためプロキシサーバーを選ぶときは、同時接続可能数も確認した方がいいと思います。
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Bright Dataのトップ画面はトラフィック量を表示している
Bright Dataのトップ画面は、トラフィック量が一目でわかるようになっています。トラフィック量は以下の項目に分けられています。
- データセンター
- ISP
- レジデンシャル
- モバイル
データセンターとはBright Dataの通信施設のことですが、世界10ヶ国に置かれています。ISPはインターネットサービスプロバイダー、レジデンシャルはBright DataがISPから直接リースまたは購入したIPアドレスですが、共有IPと専用のIPアドレスがあります。
モバイルはモバイル用のIPアドレスですが、Bright Dataはモバイル用のIPアドレスも取り扱っているので便利です。
管理者はトラフィック量を管理しよう
管理者はトップ画面のトラフィック量を、時間帯別に管理したらいいと思います。整理するときは、Excelなどの表計算ソフトが便利です。トラフィック量のデータの活用方法はさまざまですが、トラフィック量が多い時間帯を知るだけでも意味はあると思います。
webサーバーでも転送量を管理画面に表示しているところはありますが、Bright Dataの管理画面のようにわかりやすいものではありません。Bright Dataの管理画面のインターフェイスは、非常にわかりやすいです。
Bright Dataのクローラを使うことはあると思いますが、クローラを実施するときはトラフィック量の少ない時間帯がいいと思います。Bright Dataのクローラはデータを効率的に収集するもので、今話題のスクレイピングをイメージしたらいいと思います。
まとめ
プロキシサーバーの応答トラブルについて、さまざまな観点から解説をしました。応答トラブルの詳細については、記事内で紹介したリンクを参考にしてください。しかし応答トラブルの解決方法を人に聞くときは、本記事を参考にしてほしいと思います。
私は技術系のコミュニティでよく質問をしていますが、技術系の質問はポイントを押さえなければ理解してもらえないことが多いです。人によっては、意味不明な質問と言う人がいるかもしれません。
ビジネスでプロキシサーバーを使うときは、Bright Dataをおすすめします。Bright Dataは海外では有名で、海外の有名企業も使っています。そんなBright Dataに組み込めるツールも、年々増えているようです。
使いやすさ、コストパフォーマンスの良さという点では、Bright Dataがダントツです。関心のある方は、まずは一ヶ月から始めたらどうでしょうか?きっと気に入ると思います。
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