プロキシとレジストリの関係

プロキシ レジストリ
身近にベテランがいたら心強い

プロキシとレジストリは一見無関係に思えますが、実はパソコンの内部に迫ると関係があるのが分かります。

今回はプロキシとレジストリをテーマにしますが、レジストリは一般的に馴染みがないので、レジストリの役割や編集方法も併せて紹介します。

Windowsもプロキシの存在は無視することができないので、Windowsにはプロキシ関係の設定項目があります。

レジストリもそうです。

レジストリとは何か?

まずはレジストリの基本を整理します。

レジストリは情報を格納しているデータベース

レジストリは情報を格納しているデータベースですが、人目には付きにくい場所にあります。

各種ソフトの紐付け情報なども記録しているので、下手にいじったらソフトが正常に作動しなくなることがあります。

非常に膨大な情報を格納しているので肥大化しやすいですが、肥大化と共に不要な情報がたまりやすくなります。

上級者の中にはレジストリを定期的に掃除して、パソコンのパフォーマンスを上げている人がいます。

レジストリの読み出し方

レジストリエディターはデスクトップの検索窓から呼び出せます。

検索欄に「regedit」と入力し、エンターボタンを押すだけです。

更に絞り込みたいときはメニューバーの検索を利用します。

プロキシ レジストリ
レジストリはデータベース

実際に試しました。

「proxy」で検索すると多くの候補が表示されました。

編集する時は該当の情報を探し編集したらいいですが、後でパソコンの調子がおかしくなったら困るので、最初は簡単な編集から始めましょう。

レジストリエディターでできること

プロキシ関連の情報をレジストリエディターで編集することは可能ですが、実際どのようなことができるのでしょうか?

プロキシの設定と有効無効の切り替え

レジストリエディターでプロキシの設定と有効無効の切り替えができます。

これはブラウザの編集からでも可能ですが、より細かく制御するにはレジストリエディターで編集した方がいいでしょう。

ただ直ぐに反映しないという情報もあるので、試みる人はバックアップを取ってから実行した方が無難です。

他にできること

レジストリエディターで設定を自動的に検出したり削除したりもできますが、少し難易度が高いかもしれません。

「LANにプロキシサーバーを使用する」もエディターでできます。

アドレスやポートの設定、例外設定もできます。

他にもできることはあるかもしれませんが、基本的にはコマンドプロンプトやGUI操作でできることは、すべてレジストリエディターで編集可能でしょう。

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レジストリの内容を読むことが難しい理由

レジストリエディターを開いた人は、意味不明な文字列を見つけたと思いますが、何故こんなに暗号のような文字列にしているのでしょうか?

Windowsで管理しやすくするため

レジストリエディターはバイナリデータの情報も保存していますが、いずれの情報も一目見ただけでは意味が不明です。

それでもWindowsには理解しやすいと思われるので、意味もなく難解な文字列にしているのではないでしょう。

悪意ある第三者に解読されたら悪用される可能性があるので、敢えて難しい文字列にしているのかもしれません。

それでもレジストリをいじれるソフトがあるので、知識ある人は内容を読み解くことができると思われます。

素人はいじる必要がないため

レジストリをいじる機会はかなり少ないです。

しかし素人がたまたまレジストリ画面を見ることができたら、ついついいじってしまう可能性があります。(特に好奇心が旺盛な人は)

そのようなことを避けるために難解な文字列にしている可能性も、否定はできないのではないでしょうか。

プロキシ レジストリ
まったくの初心者はソフトでレジストリを編集しよう

何となく分かりそうな内容は弄りたくなりますが、難攻不落だと思ったら「自分には無理だと思い」スルーする可能性が高いのではないでしょうか?

真相は定かではありませんが、レジストリは素人が弄るソフトではありません。

どうしても弄りたい人は、関連ソフトを使った方がいいでしょう。

プロキシ設定にレジストリは不要

レジストリの勉強をする人は別ですが、通常はプロキシ設定のためにレジストリを弄る必要はありません。

その理由を解説します

プロキシ設定は簡単なのでGUI操作で十分

基本的にプロキシ設定はアクセス先のアドレス、ポート番号の指定、あとは必要に応じて例外設定の編集をするだけなので、GUI操作で十分です。

少し複雑なことをしようと思ったら、コマンドプロンプトで十分でしょう。

何かのソフトがレジストリが原因で正常に作動しない時は、レジストリを編集する必要があるかもしれませんが、そのようなケースはかなり稀です。

仮にあったとしても編集方法を丁寧に教えてくれると思うので、自ら学ぶ必要はないのではないでしょうか。

どうしてもレジストリを編集したい人はソフト経由で

どうしてもレジストリを編集したい人は、専門ソフトを使い編集した方が無難です。

多くの専門ソフトにはレジストリのバックアップを取る機能が備わっているので、万が一編集に失敗した時は、バックアップした内容を呼び出せばいいでしょう。

レジストリ編集ソフトは無料でも提供されていますが、無料ソフトはサポートがないことがあるので、無料のレジストリ編集ソフトを使う人は、ある程度レジストリの基本とパソコンの仕組みを勉強した方がいいかもしれません。

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今後のレジストリとプロキシの関係を推察

今後のレジストリとプロキシの関係を推察します。

基本的にはレジストリに大きな変更はない

前にも書きましたがプロキシ設定そのものは単純なので、それを記録するレジストリの内容が大きく変わることはないでしょう。

もし大きく変更するとしたら、プロキシの仕様が大きく変わった時です。

プロキシ設定のGUI画面から複数のプロキシに接続できるようになったら、レジストリの内容も変わるはずです。

レジストリの仕様が大きく変更する可能性は高い?

この問いについては「イエス」と答えたいです。

なぜならば年々セキュリティ強化の動きが大きくなっているからです。

セキュリティが今以上に声高に叫ばれるようになると、プロキシはよりセキュアな存在になる可能性があります。

そうなった場合はレジストリの内容も変わると予想されます。

レジストリを編集する際の注意点

レジストリはパソコンの動作に大きな影響を与えるので、編集するときは最大限の注意を払ってください。

  • 編集する前にバックアップをとる
  • 初心者はベテランと一緒にする
プロキシ レジストリ
身近にベテランがいたら心強い

たった二つの注意点ですが、これを徹底的に守っている人は、少ない印象です。

はやる気持ちは分かりますが、そのような気持ちになったときは、まずは気を静めましょう。

落ち着いた心で編集してこそ、ミスは少なくなります。

レジストリの編集方法を教えている学校はない?

おそらくレジストリの編集方法を教えている学校はないので、独学するしかありません。

近くにベテランがいれば心強いですが、いない場合はトラブルがあっても自力で何とかしなければいけません。

このようなリスクを極力減らすためには、レジストリの書式に慣れておいた方がいいでしょう。

書式に慣れた人はミスがあった時に五感が察知する可能性が高くなるので、基本的な書式はしっかり習得しましょう。

まとめ

プロキシとレジストリをテーマにしましたが、通常はレジストリを弄る必要はありません。

それでもパソコンのテクニカルな部分を知りたい人は、真剣に勉強する価値はあります。

おそらく今後もWindowsのレジストリがなくなることはないでしょう。

そんなレジストリを習得すれば、開発時に助かるはずです。

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