サーバーサイジングとは? プロキシサーバーに最適なサイジングの決定方法

「プロキシサーバーを立てたいけど、どの程度のスペックが必要なんだろう」
「あとから変更って効くのかな? もし、物理的な増設が必要だと面倒だなあ」
という不安もありますよね。

そこで、今回はサーバーサイジングについて見ていきましょう。

サーバーサイジングとは?

Tips
サーバーサイジングとは:
サーバーサイジング(server sizing)は、情報システムの構築時や、オンラインサービスの提供をおこなう際に、必要充分かつ、過剰ではない性能、また、台数のサーバーを用意することを指す。
どの程度の負荷がかかるか、また、どれくらいの容量が必要なのかを事前に想定する必要がある。

情報システムやオンラインサービスの運用開始後にサーバーの縮減や増強をおこなう場合にも、同様にサーバーサイジングと呼ばれることがある。

 

サーバーサイジングをおこなう際のポイント

情報システムの構築やオンラインサービスの提供をおこなう前に、まずはサーバーサイジングをします。
具体的には、下記のデータをもとにサイジングを決定します。

・利用者数
・最大同時接続数
・保存するデータ容量、CPUやメモリの負荷

順番にみていきましょう。

利用者数

自社の情報システムの運用であれば、利用者数の想定は容易です。
しかし、オンラインサービスの提供となると、どの程度のユーザが流入してくるか正確には把握できません。
オンラインサービス開始直後によくあるパターンとしては、
「想定以上のユーザが来てくれてサーバがダウンした!」
または、
「ほぼ間違いなくサーバがダウンしないくらい贅沢な構成にしたのに、それほどユーザが来なかった…」
というケースがあります。
ある程度の誤差が出てしまうのは仕方のないところですが、
あとから、物理的な減縮や増設をおこなわずともサイジングを調整する方法があります。
(方法については後述します)

最大同時接続数

こちらも利用者数と同様に、オンラインサービスでは正確な数を事前に把握することはできませんが、オンラインサービスの同時接続者数を制限してしまうという解決手段もあります。

保存するデータ容量、CPUやメモリの負荷

オンラインサービスだけでなく、自社の情報システムでさえも、使用される容量を事前に把握することはできませんが、ユーザごとの最大使用可能容量を区切っておけば大丈夫でしょう。
現実的に、全ユーザが自身の使用可能最大容量を使い切る、ということは確率的にありえない話です。(極端な話、ログインだけして、データの保存も何もしないユーザも居たりするでしょう)
容量についても、あとから、物理的な減縮や増設をおこなわずともサイジングを調整する方法があります。
(方法については後述します)

稼働させるプログラムのCPU負荷や使用メモリ容量

これも同様に

 

事前にすべてを正確に決定しておかなくてもOK

ここ最近では、クラウドや仮想化技術の進歩により、サーバーの物理的な構成とは独立して、臨機応変にリソースの増減が可能です。物理的に足したり引いたりしなくてもいいのです。

 

自社に物理的にサーバーを設置する必要はない

もしプロキシサーバーを使いたい場合は、必ずしも自社に物理的に設置・構築する必要はありません。自社に物理的に設置・構築するのは初期コストがかかりすぎたり、サイジング変更の身軽さも制限されてしまいます。
ですので、信頼できるプロキシサーバー提供サービスを期間契約でレンタルしたほうが安全ですし、リスクも限定されます。

 

自社構築のコストやリスクを回避するならLuminati

自社で構築するコストやリスクを回避したい場合は、Luminatiなどの有料プロキシサーバーと契約するのがいいです。(無料のものも存在しますが、ハッキリ言って無料のものはセキュリティ的に論外です。お金をもらっても使用したくないレベルです)

オンラインサービスの運用においても、間にプロキシサーバーを置くことで、より安全になります。おおもとの本IPが秘匿されるため、悪意ある攻撃がンテンツサーバーへと届かないからです。
万が一、攻撃されたとしてもプロキシサーバーに対してだけとなるため、プロキシサーバー上での対応で済み、重要な本丸であるコンテンツサーバーは守られた状態となります。

プロキシサーバーによるキャッシュ機能もメリットとなり、ユーザからのリクエストに対し、一度応答したデータはキャッシュされ、二度目からはコンテンツサーバーを参照せずとも、プロキシサーバーにキャッシュされた情報にて応答することが可能となります。
これにより、レスポンスの向上とトラフィックの削減が期待できます。

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Brightdataがオススメな理由

Brightdataがオススメな理由は下記のとおりです。Brightdataが世界中で支持されているのも納得ですね。

新規ユーザーに対して審査を実施している

誰でもウェルカムなサービスの場合、利用規約を守らなかったり、トラフィックを圧迫したり、マナーの悪いユーザーも入ってきてしまいますが、Brightdataでは新規ユーザに対して審査をおこなっているので安心です。

プロキシサーバーなどのレンタルサービスは、マンションの部屋を1部屋借りるようなイメージをしていただくとわかりやすいです。隣の住人がとても騒がしかったり、上の住人の足音が超うるさかったりしたら悪影響が出ますよね? サーバーの一部を借りるのも本質的には同じことです。

そこで審査が活きてくるというわけです。新規ユーザ全員がマナーの良い人とは限りません。
サーバーを重くするような悪質なユーザを排除できる素晴らしいシステムですね。

プロキシサーバー運営元が利益を最優先するのであれば、誰でもウェルカムにしたほうが儲かるはずですが、あえて審査制にしてユーザの満足度を上げている点は非常に好感が持てます。

 

保有しているIPアドレス数が膨大

Brightdataは膨大な数(数千万)のIPアドレスを保有しており、国や都市、モバイルのキャリアまでが指定可能です。いざというときには、いくらでも代替IPアドレスがあるので、サイバー攻撃に対する耐性も高くなるのは安心感があります。

 

日本人の担当スタッフがいるので安心

当ブログ内のリンクからBrightdataに申し込んでいただけた場合、必ず日本人の担当が付きます。
最近は翻訳サイトもありますが、技術的な相談内容を機械翻訳で正しく翻訳するのはまず不可能なため、日本人担当と直接やりとりできるのはとても心強いです。

世界トップクラスのプロキシサーバーサービスであるBrightdataを、日本人担当スタッフ付きで活用できるのは非常に大きなメリットと言えます。

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まとめ

サーバーサイジングは、

・利用者数
・最大同時接続数
・保存するデータ容量、CPUやメモリの負荷

などから大まかなアタリをつけて稼働開始する。
そのあとでも、仮想化技術を使用したサーバーであれば、稼働開始後に物理的な操作なしで、
CPUや容量などのリソースを増減し調整することができます。

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