すべてのサイトをプロキシ経由でアクセスする人もいますが、使い分けた方が何かと便利です。
しかし「プロキシ解除」ってどうするの?と言う人もいるでしょう。
本記事ではプロキシ解除の方法を広く紹介すると共に、プロキシ解除のメリットについても解説します。
プロキシは遠い世界のIT技術ではありません。
近い将来はビジネスの現場で広く使われるようになると予想します。
目次
プロキシを解除したら得られるメリット
プロキシには大きなメリットがありますが、一方、デメリットもあります。
デメリットを消すには解除するしかありません。
ここではプロキシ解除することで得られるメリットを伝えます。
表示速度の改善
プロキシ接続するときは、webサーバーにアクセスする前に、プロキシで何かしらの処理をする必要があります。
そのステップがあるため、プロキシサーバーがwebサーバーにアクセスするのが遅くなり、結果的に利用者のブラウザに表示されるのも遅くなります。
時間にすれば大差はないと思いますが、表示速度にこだわる人は、プロキシ解除を検討してもいいかもしれません。
プロキシサーバーに障害があっても問題なし
プロキシ経由でwebサイトにアクセスする時は、否が応でもプロキシサーバーにアクセスする必要がありますが、プロキシサーバーも利用者の増大やプロキシサーバー側のインターネット障害で正常に作動しないことがあります。
このような場合、クライアントは、目的のwebサイトにアクセスできないことがありますが、一時的に解除したら問題なく目的のサイトにアクセスできるようになります。
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プロキシ解除の方法を紹介
これからはプロキシ解除の方法を紹介しますが、便利なソフトの紹介もしたいと思います。
オーソドックスな方法(Windows版)
今回取り上げる方法はGoogleのchromeですが、chromeからもプロキシ解除は可能です。
- 設定
- システム
- 「パソコンのプロキシ設定を開く」
- プロキシをオフに(解除)する
chromeのプロキシ設定はWindowsの設定画面を利用しているので、直接OSの設定画面からでも解除できます。
- デスクトップから設定を検索
- ネットワークからインターネットを開く
- プロキシを開く
- プロキシをオフに(解除)する
オーソドックスな方法(スマートフォン版)
スマートフォンでのプロキシ解除方法は、Androidのバージョンによって異なるみたいです。
今回は自分のスマートフォンで試しました。
機種名とOSは以下です。

Xperia Ace III Androidのバージョンは14です。
- 設定
- ネットワークとインターネット
- インターネット
- 対象のインターネット回線を選択
- 右上のペンのアイコンを開く
- 詳細オプションをクリック
- プロキシを設定しないを選択
ソフトを活用する
Windows版
「Proxy On/Off er3」はタスクトレイからプロキシの解除ができるソフトです。
右クリックだけで簡単に解除できるので、急いでいる人は使う価値ありです。
完全にオン・オフ(解除)に特化したソフトなので他の機能はありませんが、これだけでも助かる人は多いでしょう。
Android版
Every Proxyは一風変わったアプリで、独自のプロキシ環境を構築します。
ルート権限はありませんが、プロキシのオン・オフを簡単に切り替えしたい人は便利なのではないでしょうか。

スマートフォンでプロキシ接続する機会は結構多いですが、スマートフォンのプロキシ設定は少々面倒臭いです。
こちらのアプリを活用すればかなり簡単に使えるようになるので、関心のある方は一度試してもいいでしょう。
プロキシはオンとオフ(解除)を切り替えて使うのが賢い
プロキシはオンとオフを切り替えながら使うのが賢いのではないでしょうか。
プロキシのメリットとデメリットを整理
まずはプロキシのメリットとデメリットを整理します。
プロキシ活用のメリット
- 身元が隠蔽できる
- セキュリティ対策になる
- 閲覧できるサイトが増える
プロキシ活用のデメリット
- プロキシサーバーというアクセス先が増えるため、若干サイトの表示が遅くなる
- 費用がかかる
- プロキシ経由のアクセスを禁止しているサイトにアクセスできない
- 悪徳業者と契約すれば個人情報流出の可能性あり
プロキシ解除すべきサイト
プロキシ解除すべきサイトとは、プロキシ経由のアクセスを禁止しているサイトでしょう。
数的には多くはないと思われますが、一定数存在しているのは確かです。
プロキシが原因でそのようなサイトにアクセスできないときは、直ぐにプロキシ解除してください。
どうしても身元を隠したいときは、違うIPアドレスからアクセスするしかないですが、スマートフォンであればバレにくいでしょう。
プロキシ解除すべきサイトを区分けするには?
プロキシ解除すべきサイトを区分けするには、例外設定するのが手っ取り早いです。
例外設定はどのブラウザでもあるはずなので、どうしてもプロキシ解除したいサイトがあれば、最初から例外設定に加えておきましょう。
例外設定の書式は最初は取っつきにくいかもしれませんが、基本的には各URLを「;」で区切るだけなので、数回実行すれば慣れるでしょう。
表計算ソフトを使えば簡単に区分けできる
あまりにも例外設定のURLが多いときは、例外設定欄に入力するのが面倒くさいものです。
そのようなときは表計算ソフトでの管理をおすすめします。
表計算ソフトにURLを貼れば、直接該当のサイトにアクセスできます。
最初はプロキシ接続すべきサイトにアクセス、次は解除してから他のサイトにアクセスします。
イチイチ解除するのが面倒臭い人はプロキシサイトを利用
イチイチ解除するのが面倒臭い人は、プロキシサイトを利用しましょう。
該当のURLを入力するだけで自動的にプロキシ接続になるので、ITリテラシが高くない人でも簡単に実行できます。
プロキシサイトは外国のサービスが多いですが、選ぶときはそこそこ利用者が多いサービスを選んでください。
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ビジネス目的なら実績のあるプロキシサービス
肝心のプロキシサービス選びも慎重に決めたいものです。
決めるポイントはズバリ信頼性と、利便性、プロキシ以外の機能です。
プロキシサービス業者の中には胡散臭い業者も存在する
プロキシサービスがメジャーになってきた今は胡散臭い業者は減ったと思いますが、それでも多少は残っていると言われています。
胡散臭い業者は顧客の名簿を転売したり、営業目的に使うことが多く、契約後に見知らぬ電話やメールが届くことが多くなります。
利便性
プロキシサービスは身元を隠蔽するのが主な目的ですが、IPアドレスは簡単に設定したいものです。
コントロールパネルからIPアドレスが選べ簡単に設定出来たら、利用者の手を煩わせることはありません。

またプロキシサービスは外国発のものが大半なので、コントロールパネルが日本語化していたら、大変使い勝手が良いです。
プロキシ本来の目的は身元を隠すこともありますが、実は裏目的もあります。
プロキシの裏目的とは目的の情報を効率的に収集することですが、方法としてはスクレイピングがあります。
まとめ
「プロキシ 解除」をテーマに解説しましたが、解除操作そのものは難しくはありません。
しかしより便利に解除したい人は、いろいろ工夫した方がいいでしょう。
プロキシは確実に普及していますが、すべてのサイトをプロキシ経由でアクセスするのは現実的ではありません。
場面に応じて使い分けしたら、きっとプロキシはビジネスの強力な味方になるでしょう。
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