WindowsやMacのプロキシ設定の確認は専用の設定画面があるので簡単ですが、linuxのプロキシ設定確認は少々戸惑います。
戸惑う理由はWindowsとMacがGUIで操作するのに対し、linuxはコマンドで確認するからです。
こう書くと凄く難しく感じる人もいるかもしれませんが、実際は想像よりもかなり簡単です。
昔のlinuxは情報が少なくて難解なイメージしかありませんでしたが、最近はlinuxの情報がかなり多いので、昔のように一日中悪戦苦闘することはありません。
本記事ではインターネットで集めた情報を整理し、linuxのプロキシ設定を確認する方法を解説します。
目次
linuxのコマンドは全部覚える必要はない
linuxマシーンを操作するときはコマンドを打ち込みますが、すべてのコマンドを覚える必要はありません。
curlコマンドがメジャー
linuxマシーンでプロキシ設定を確認するときは、curlコマンドの使用が一般的です。
linuxにはさまざまな種類がありますが、コマンドの入力方法はだいたい同じだと思います。
Windowsでコマンド操作するときはコマンドプロンプトを立ち上げますが、linuxマシーンはOSが立ち上がった時点からコマンド画面になっています。(一部のlinuxマシーンは除く)
curl -x proxy_server:port url
このコマンドを打ち込みますが、プロキシサーバーのURLとポートを打ち込む必要があります。
他のコマンド
echo $http_proxyでもhttp_proxy変数の値は表示されるので、プロキシ設定の有無は確認できます。
もし変数が設定されていなかったら、プロキシ設定していない証拠です。
この他にもプロキシ設定が確認できるコマンドはありますが、いろいろ試したい人はGoogleで検索してくださいね。
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linuxマシーンのプロキシ設定を確認するシーンは稀
linuxマシーンのプロキシ設定を確認するシーンは稀ですが、それでも人によっては何らかの意味があります。
自力でプロキシサーバーを構築したい人
自力でプロキシサーバーを構築したい人は、プロキシ設定を確認する為のコマンドを打ち込むことが多いと思います。
ただ自らプロキシサーバーを構築する人はプロキシ関係のコマンドだけを覚えるのではなく、他の基本的なコマンドも覚えましょう。
他のコマンドを覚えるといっても身構える必要はなく、分からないことは都度インターネットで確かめてもいいでしょう。
linuxマシーンでプロキシ接続している会社に勤務している場合
linuxマシーンでプロキシ接続している会社に勤務している場合も、linuxマシーンのプロキシ設定の確認方法を勉強する必要はあるでしょう。
何らかの原因でプロキシ接続できない時は設定の有無を確認しますが、前もってコマンドを覚えていたらスラスラ確認できます。
たまにしか確認しない人は、linuxマシーンのメモ帳などに必要なコマンドを書いていてもいいでしょう。
プロキシサービスがGUI画面を用意していない場合
ほとんどないと思いますが、プロキシサービスがGUI画面を用意していない場合も、コマンドでプロキシ設定を確認することがあるかもしれません。
ユーザーに提供するときはユーザーの利便性を考慮してGUI画面を用意してほしいものですが、技術力が低いプロキシサービスは用意できない可能性があります。
プロキシサーバーの設置にlinuxマシーンが採用されることが多い理由は、linuxマシーンにサーバーとしての実績があるからではないでしょうか。
linuxマシーンでプロキシサーバーを構築する
linuxマシーンでプロキシサーバーを構築する方法を解説します。
パッケージ化したプロキシサーバーを選ぶ
linuxマシーンでコマンドを実行するだけではプロキシサーバーは構築できないので、最初にプロキシサーバーをインストールする必要があります。
パッケージ化されたプロキシサーバーはインストーラーがあるため、インストールは比較的簡単です。
それからパッケージ化されたプロキシサーバーは使用人口が多いため、不明点があった時に解決しやすいです。
ディストリビューションに合ったプロキシサーバーを選ぶ
linuxマシーンはWindowsやMacと異なり、複数のディストリビューションが存在します。
いずれのディストリビューションもlinuxマシーンの基本的な仕様を踏襲していますが、ところどころ異なることもあります。
そのためプロキシサーバーを選ぶ時は、ディストリビューションに合ったプロキシサーバーを選ぶ必要があります。
プロキシサーバーは公式サイトからもインストールできますが、その際はインストール条件をしっかり読んでください。
直ぐにアドレスは公開しない
無事にプロキシサーバーをインストールしたとしても、セキュリティの問題は残ります。
そのためインストール後直ぐにアドレスを公開するのではなく、セキュリティ対策が済んでから公開しましょう。
たとえメンバー性にしても悪意あるメンバーが侵入する可能性はあるので、セキュリティ対策には万全を期したいものです。
外部ハッカーの場合はファイアウォールの設置が一番簡単かもしれませんが、定期的にログインパスワードを強制的に変更するのも良い方法です。
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linuxマシーンでプロキシ接続するメリット
linuxマシーンでプロキシ接続するメリットについて解説します。
基本的にはWindowsやMacパソコンと同じ
linuxマシーンでプロキシ接続するメリットは、WindowsやMacパソコンと同じです。
メリットを整理します。
- IPアドレスの隠蔽
- セキュリティ対策
- キャッシュ機能が使える
主なメリットは三つですが、特に注目して欲しいのはセキュリティ対策です。
最近はプロキシサーバーを標的にした攻撃が増えていますが、技術力があれば独自のセキュリティ対策を講じることができます。
linuxはカスタマイズしやすいOSで、カスタマイズすることで、セキュリティ強度を向上させることは可能でしょう。
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スペックが少々低くてもプロキシサーバーの構築は可能
linuxは比較的低スペックの環境下でも作動することが多いため、安くプロキシサーバーを構築したい人は助かります。
Windowsでは使い物にならないスペックでも、linuxであれば使えることがあります。
筆者も古いパソコンをLinux用にしたことがありますが、linuxにした途端スイスイ作動するようになりました。
linuxの種類によってはインストーラが付いているので、初心者でも比較的簡単にインストールできるでしょう。
パソコンが作動する仕組みの勉強ができる
一部例外はありますがlinuxはコマンドで操作するため、パソコンが作動する仕組みが分かりやすいです。
Windowsも昔はコマンドで操作していた時期がありましたが、その頃のユーザーはパソコン(OS)の仕組みをじっくり勉強できたと思います。
パソコンの仕組みが分かったら何らかのトラブルが発生しても、自力で何とかなることが多いですよ。
まとめ
linuxのプロキシ設定の確認方法について学びましたが、今でもlinuxを使っている現場は多いです。
今回はlinuxでのプロキシ設定確認に焦点を当てましたが、プロキシ設定確認がきっかけとなり、linuxに興味を持つ人はいます。
会社のパソコンは低スペックであることが多いですが、linuxであれば業務に使える可能性は高いです。
もちろんlinux上でプロキシサーバーを構築することも可能です。
プロキシサーバーの構築が面倒な人は、プロキシサービスを選びましょう。
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